東京メトロは15日、冬季「時差Biz」が1月21日から始まることを受け、快適通勤を推進するための取組みを実施すると発表した。

  • 東京メトロ東西線で「時差Bizトレイン」を運転

今回行われる取組みとして、東西線における平日朝ラッシュ時間帯の混雑緩和を目的とした早朝時間帯の臨時列車の運転、東西線早起きキャンペーンの継続実施、豊洲駅混雑緩和キャンペーン「とよすプロジェクト」の実施、混雑状況の見える化、他鉄道事業者とタイアップした「メトロde朝活」出張講座の開講、サテライトオフィスサービス実証実験の継続実施などが挙げられた。

東京メトロ東西線における早朝時間帯の臨時列車「時差Bizトレイン」は、1月21日から2月1日までの平日(計10日間)、浦安駅6時31分発・高田馬場駅7時4分着、中野駅7時21分発・妙典駅8時8分着の列車を運転。通常は始発列車の設定がない浦安駅始発の臨時列車が運転されるという。「時差Bizトレイン」のヘッドマークも製作されている。

  • 東西線「時差Bizトレイン」ヘッドマーク(イメージ)

「東西線早起きキャンペーン」は冬季「時差Biz」期間中も継続して実施するほか、「みんなでチャレンジ! 早起き部で、めとろ庵のおそばを食べようキャンペーン」も開催。冬季「時差Biz」期間中の平日10日間すべてで早起きキャンペーンに参加した人に、東京メトロ駅構内で営業している「めとろ庵」全店舗で使える商品引換券を進呈する。

豊洲駅混雑緩和キャンペーン「とよすプロジェクト」は、2018年4~8月に実施した有楽町線豊洲駅でのキャンペーンを冬季「時差Biz」期間に合わせて1月21日から3月20日までの期間にも開催するとのこと。

  • 「とよすプロジェクト」は1月21日から3月20日まで実施

  • 「東京メトロアプリ」画面イメージ

  • 南北線混雑状況イメージ

「混雑状況の見える化」も図り、「東京メトロアプリ」内の「列車走行位置」や「時刻表」において、平日の全時間帯・全路線の列車の混雑度情報を提供(2018年3月から実施)することに加え、東西線の西船橋駅から木場駅まで、南北線の赤羽岩淵駅から後楽園駅までの区間は駅・列車・車両ごとの平日朝の混雑状況を東京メトロのサイト内に掲示する。

ストリートアカデミー協力の下、2018年4月から実施している「30分でまなべる! ビジネスパーソンのためのメトロde朝活」において、冬季「時差Biz」期間中に他鉄道事業者とタイアップした出張講座を開講。1月24・31日の8時15~45分に「KEIO BIZ PLAZA」(京王電鉄)、1月25・29日の7時45分から8時15分までと8時45分から9時15分まで「二子玉川カタリストBA」(東急電鉄)、1月28・30日の8時30分から9時まで「京急蒲田駅構内会議室(改札内)」(京急電鉄)、2月1日の8時から8時30分まで「西武鉄道ビル 喫茶スペース」(西武鉄道)にて行われる。

  • 有楽町線池袋駅構内に設置されたワークブースの外観

千代田線北千住駅・南北線溜池山王駅・東西線葛西駅・有楽町線池袋駅では、サテライトオフィスサービス実証実験として、電源やWi-Fiなどを備え、仕事ができる個室空間(ワークブース)を駅構内に設置している。設置場所を順次拡大しながら3月31日まで継続実施するほか、冬季「時差Biz」期間(1月21日から2月1日まで)限定で利用料金の割引も。通常は15分200円だが、冬季「時差Biz」期間限定で平日7~9時・18~22時、土休日7~22時は利用料金が15分100円となる。