熊本電気鉄道は列車脱線事故にともない列車の運転を見合わせていた藤崎宮前~御代志間のうち、黒髪町~御代志間について11日17時1分から運転を部分再開したと発表した。

  • 熊本電気鉄道の黒髪町~御代志間が1月11日17時1分から運転再開。藤崎宮前~黒髪町間は運休を継続する(写真は2019年1月撮影)

列車脱線事故は1月9日朝に発生。熊本市中央区の踏切で、藤崎宮前行の列車(2両編成)の2両目が脱線したという。この影響で、藤崎宮前~御代志間の列車は終日運転見合わせとなり、電鉄バスの臨時便が運行された(上熊本~北熊本間は通常運転)。

今回の発表によれば、運転見合わせとなっていた藤崎宮前~御代志間のうち、脱線事故が発生した区間以外は点検が終了し、安全確認できたため、1月11日の「北熊本駅発 御代志駅行き 17:01の下り列車」「北熊本駅発 黒髪町駅行き 17:01の上り列車」から列車の運転を部分再開したとのこと。なお、1月12日以降は通常ダイヤのバス運行となる。

事故の発生区間については、破損したレールの交換などが必要となるため、当面は部分運転となる見通しとの報道も。藤崎宮前~黒髪町間は列車の運転休止を継続する。