三幸大学が運営する東京未来大学は1月10日、「仕事のモチベーション」に関する調査結果を発表した。調査は2018年11月9日~12日、転職経験の無い新卒3年目の有識男女300名(男女各150名)を対象に、インターネットで行われた。
1月~12月までの仕事へのモチベーション度合いについて、5点を正常値として回答してもらった結果、最もモチベーションが高くなるのは、「1月」と「4月」でいずれも5.1点という結果に。また、4月から徐々にモチベーションは下降し、10月には最も低い4.7点となった。
1月と4月にモチベーションが上がる理由を尋ねると、いずれも「今年こそ仕事を頑張ろうと思っている」という人が多かった。
続いて、「あなたの仕事におけるモチベーションは上司の資質に左右されると考えますか?」と聞いたところ、8割超が「非常にそう思う」(36.0%)、または「そう思う」(45.0%)と回答した。
具体的に上司のどのような行動が影響するのか教えてもらったところ、男女ともに「仕事ぶりを評価する」(男性59.1%、女性60.2%)が最多に。また、「労いの言葉をかける」(同48.7%、51.6%)、「意見に耳を傾ける」(同41.7%、55.5%)なども上位となり、上司からの声掛けに対してモチベーションが上がる傾向も伺えた。なお、男女ともに最も低い回答は、「責任のある仕事を任せる」(同28.7%、29.7%)だった。
次に、オフィス環境とモチベーションとの関係について調査を実施した。その結果、男性は「社用デバイスの充実」(30.0%)が、女性は「デスクチェアの座り心地が良い」(32.7%)とモチベーションが上がることが明らかに。また、「ミーティングスペースの充実」を除く項目全てで、女性の割合が男性を上回る結果となった。