資生堂はこのほど、「男性の肌とビジネスシーンにおける印象調査」の結果を明らかにした。同調査は10月31日~11月1日、首都圏在住の20~50代の女性600人・男性600人を対象にインターネットで実施したもの。
資生堂グローバルイノベーションセンターが、男性の肌の明るさが見た目の印象にどのような影響を与えるか調査したところ、肌が明るいほど健康的に見られ、暗くなるほど疲れて見えるという結果になったという。「信頼感」「憧れる」「魅力」といった項目も、肌が明るくなるにつれて好印象になるとのこと。
女性に男性の「疲れた見た目」をどこで判断しているか尋ねたところ、65.8%が「顔」と回答した。顔の中でどこを見ているかを聞くと、肌あれや肌の乾燥など「肌の状態」(34.3%)が最も多く、「眼の充血」「ひげのそり残し」「顔のむくみ」と続いた。
パートナー(夫・彼)にスキンケアを勧めた経験があるか聞くと、60.0%が「ある」と答えた。パートナーのスキンケアの実施状況を尋ねると、54.7%が「毎日している」と答えており、男性のスキンケアは女性の推奨の影響を受けやすいことがわかった。
スキンケアを毎日している男性に対する印象を聞いたところ、70.3%が「イキイキしていると思う」、67.8%が「仕事を一緒にしたいと思う」、56.0%が「仕事ができそうだと思う」と答えた。
男性に「疲れて見えなかったことでビジネスシーンで得をした経験」について尋ねると、毎日スキンケアをしている男性の54.3%は「仕事ができる人と思われた・扱われた」と回答した。「いい仕事が舞い込んだ」「仕事の重要な場面で役割を与えられた」などの回答も、スキンケアをしていない男性よりも多かった。
女性に周りにいる男性が疲れて見えるか尋ねたところ、94.2%が「ある」と回答した。配偶者やパートナーが疲れて見えるか聞くと、94.7%が「ある」と答えている。
疲れている男性を見て思うことを聞くと、81.0%が「気の毒に思う」、73.9%が「心配だ」と答えた。「印象が悪い・良くない」(73.5%)、「要領が悪そう」(65.0%)というネガティブな印象を持つ女性も多かった。
女性に「疲れて見える男性」と「疲れて見えない男性」から受ける印象を聞くと、疲れて見えない人は、「若々しく見える」(78.5%)、「自己管理ができていそう」(71.2%)の項目で7割以上が「思う」と回答した。
一方で疲れて見える人は、「若々しく見えない」(83.0%)、「採用したいと思わない」(76.2%)、「頼りがいがなさそう」(71.3%)という回答が多かった。