俳優の草なぎ剛が8日、東京・日生劇場で行われた音楽劇『道』のフォトコールおよび囲み取材に参加。ファンサイト「新しい地図」をともに立ち上げて活動している稲垣吾郎、香取慎吾と同日にそれぞれ舞台に立てる喜びを語り、この日誕生日を迎えた稲垣へお祝いのメッセージも送った。
8日~28日に同所で上演される同舞台は、フェデリコ・フェリーニの傑作映画『道』を、ブロードウェイやウエストエンドなど世界中で活躍する演出家デヴィッド・ルヴォー氏の演出で舞台化したもの。草なぎは、野性的な主人公、旅芸人・ザンパノ役を演じる。
フォトコールで見事な肉体美を披露し、声も低音ボイスで男らしいザンパノになりきった草なぎ。「けっこうキツイんですけど、ザンパノの役を頑張れば何か見えてくるんじゃないか」と期待し、「初めて日生劇場に立つんです。何度か観劇したことはあったんですけど、立ってみると全然景色が違って、お芝居をやってきて良かったなと思えた。今日から初日ですが、いろんなことを思いながら頑張りたいです」と感慨深げに語った。
稲垣と香取もこの日、それぞれ舞台『No.9-不滅の旋律-』『日本の歴史』に立つことについて報道陣から振られるとまず、「今日、吾郎さんの誕生日なんですよ」と紹介。続けて、「吾郎さんの舞台も素晴らしくて、慎吾ちゃんのはまだ見られていないんですけど、お互い刺激し合って、同じ日に舞台に立てるのはすごい幸せなこと。それぞれの物語を精一杯演じましょう、という感じですかね」と新しい地図の絆を感じさせた。
そして、「新しい地図を広げて1年目はちょうどパリに行って2年目に突入し、こうやって新しい作品に出会えたり、吾郎さんの誕生日もあってすごいおめでたい日に3人また舞台に立てて、好きなことができているので、周りのみなさん、NAKAMAのみなさんに感謝と、今をしっかりと頑張りたいというか、いつも必死ですかね」と今年を振り返りながら今の思いを説明。今年を漢字一文字で表すと「地図の“地”」で、「地面を踏みしめてというか、一歩一歩進んでいくことが大事なのかなと。それを少しだけど実現できたのかなという年ですね」と語った。
最後に、「みなさん、今日から日生劇場で『道』開演します」と告知してから、「今日12月8日は吾郎さんの誕生日なので、吾郎さんお誕生日おめでとうごいます。とてもハッピーな一日になりますように」と稲垣に祝福メッセージ。「僕も精一杯、自分の物語に一生懸命頑張りますので、みなさんもよい一日をお過ごしください」と呼びかけた。