小林製薬はこのほど、「小学生のトイレ実態調査2018」の結果を発表した。調査は8月、小学生とその母親(25~49歳)624組と、第1子が小学1年生の子どもを持つ母親(25~49歳)206名を対象に、インターネットで行われた。

  • 小学校のトイレ形態

    小学校のトイレ形態

はじめに、小学校のトイレの形態について調べた結果、4年前に比べ着実に「洋式化」が進んでいるものの、依然として44%の小学校が「和式トイレの方が多い」状態となっており、「和式のみ」という小学校も8%あることがわかった。

また、学校でうんちをすることに抵抗を感じている児童の割合は、およそ6割。その理由を尋ねたところ、「恥ずかしいから」(52%)、「落ち着かないから」(45%)、「からかわれそうだから」(30%)といったソフト面が上位に並んだものの、「和式トイレが多い」学校の場合では、「和式トイレが苦手だから」(39%)や「トイレが汚いから」(35%)といったハード面の理由も高い割合を占めた。

  • 入学式前の和式トイレの使用経験(練習除く)

    入学式前の和式トイレの使用経験(練習除く)

次に、第1子が新1年生となった保護者を対象に、「小学校入学準備における和式トイレ対策の実態」について聞いたところ、小学校入学までに練習以外で和式トイレを「一度も使ったことがなかった」が12%、「これまでに1~2回しか使ったことがなかった」が24%と、計36%の児童が、「入学までに練習以外で和式トイレをほとんど使用したことがなかった」ことがわかった。

  • 小学校入学に向けた準備

    小学校入学に向けた準備

小学校入学に向けて実際に取り組んだことを聞いたところ、多くの児童が和式トイレの利用経験がほとんどないのに対し、「和式トイレを使う練習」に取り組んだ母親は少なく、19%という結果に。

入学に向けた準備では、「ランドセル・学用品の準備」(96%)や「通学路の確認」(83%)をほとんどの母親が行っているほか、「和式トイレの練習」よりも、「読み書きの練習」(52%)、「持ち物の自己管理」(48%)、「机に向かう練習」(32%)、「足し算の練習」(30%)などに取り組んでいる人が多かった。