俳優の佐藤二朗がこのほど、東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われた同局系バラエティ番組『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』(毎週土曜19:00~)の収録後に取材に応じ、レギュラー化から約1カ月が経過しての心境を語った。
3回の単発特番をへて、この秋からレギュラー化した同番組だが、MCの佐藤は「毎回毎回余裕なくやってるって感じですね。会場に来た100人の人と居酒屋で楽しくワイワイみんなで騒いでるような感じでできればなぁと思ってやっているんですけど、やってるときは楽しいんですが、慣れないことのせいか、終わるともうグッタリ疲れますね」と吐露。
ただ、「本当に毎回何かしらのドラマが起きる。何も起きない回があってもいいと思ってたんだけど、今のところ何かしら起きるよな? 千葉」と、演出の千葉悠矢氏と毎回発生するミラクルを確認した。
その要因は、なんと言っても個性あふれる一般参加者たちが生み出す予定不調和のやり取り。特に、鉄道関連ジャンルで毎回のように出場している小学4年生の暴れん坊・栗原叶くんには手を焼いているそうだが、「知り合いの魚屋から『栗原叶くんはレギュラーですか?』とメールがきたほどですわ。漢字も合ってました」と、視聴者に強烈なインパクトを残していることを実感していた。
一方で、「意外と『これ他局なんで…』って言う方もいらっしゃって。今は一般の方でも気をつかうんだなと思いました。あなたがフジテレビで日テレの番組名出したからって、全然責められませんからね!って。そういう人もいます」とも明かした。
最後に番組の見どころを聞かれた佐藤は、「千葉、この番組の見どころはなんだ?」とパス。それを受けた千葉氏は「誰も知らなかった『栗原叶』という一般人の名前を、街の魚屋さんが覚えちゃうくらい。そんな可能性を秘めた人たちが100人そろったときの今後のパワーが、フワッと見えてきました」と答え、佐藤は「僕も全く同感です」と力を込めた。
一般公募の参加者で四方を囲んだ99人の群衆“ブロッカー”に対し、たった1人の“チャレンジャー”が「自分の得意ジャンル」という武器でクイズバトルに挑む同番組。きょう24日の放送では、乃木坂46・競技かるた・ポーランド・ケツメイシ・安室奈美恵・新撰組・動物園・ラーメン・ゆるキャラ・信号機・箱根駅伝・ピアノ・トランペット・国語辞典・カメラ…などを得意とする老若男女100人が参戦する。