グローバル・リンク・マネジメントは11月14日、「未婚者の将来設計に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は10月25~27日、調査対象は東京都・愛知県・大阪府に居住する20~30代の未婚者、有効回答は600人。

8割超が「将来に不安」

  • あなたの結婚感について当てはまるものを教えてください。グローバル・リンク・マネジメント調べ

未婚者に結婚観を尋ねたところ、結婚意向がある人は63.0%となった一方、37.0%は結婚意向がないことが判明。エリア別にみると、最も結婚意向が高かったのは大阪府の20代女性(82.0%)だったのに対し、最も低かったのは同エリアの30代男性(56.0%)となった。

将来への不安の有無を聞くと、80.2%が「不安を感じる」と回答。理由としては、「預貯金」が71.9%と最も高く、次いで「自身の健康」が54.9%、「仕事の有無」が53.8%と続いた。

将来設計にあたって現在何らかの対策や準備を行っている人は36.3%で、行っていない人が63.7%を占めた。結婚意向の有無で比較すると、結婚意向のない人では73.9%が対策・準備を行っておらず、結婚意向のある人(57.7%)と比べて16ポイント以上の差があった。

「終活」に対する不安の有無を質問すると、39.5%が「不安を感じる」と回答。エリア別にみた場合、 東京都の38.5%、大阪府の34.5%と比較して、愛知県は45.5%と、不安を抱いている人が多い傾向がみられた。

老後資金については、69.8%が「3,000万円以上の老後資金を貯蓄できる気がしない」と回答。特に結婚意向のない人では77.9%に上り、結婚意向のある人(65.1%)と比べて12ポイント以上の差がついた。