世界一の美女を決める「第58回ミス・インターナショナル世界大会」が9日、都内で行われ、ベネズエラのマリエム・クラレット・ベラスコ・ガルシアさん(20歳)がグランプリに輝いた。

「第58回ミス・インターナショナル世界大会」のグランプリに選ばれたベネズエラのマリエム・クラレット・ベラスコ・ガルシアさん

ミス・ワールド、ミス・ユニバースと並ぶ世界3大ビューティ・ページェントの1つとして1960年に誕生した同コンテスト。外見的な美しさを競うだけでなく、国際社会への貢献を目指す世界中のミスたちが、"平和と美の親善大使"として集い、互いに交流を深めることを目的としている。58回目を数える今年の世界大会に、各国・地域で選ばれたミス77人が集結。一次審査で民族衣装、二次審査で水着審査に臨んで選ばれたトップ15人によるウォーキングを実施。最終的に選ばれた8人のファイナリストが最終審査のスピーチ審査に臨み、5位にコロンビアのアナベラ・カストロさん(21歳)、4位にルーマニアのビアンカ・ティルシンさん(19歳)、3位に南アフリカのレアベトスェ・セチョアロさん(24歳)、2位にフィリピンのマリア・アティサ・マナロさん(21歳)、そしてグランプリにベネズエラのマリエム・クラレット・ベラスコ・ガルシアさんが選ばれた。

MCから「ミス・ベネズエラ!」と呼ばれて思わず涙を流したガルシアさん。感想を求められて「ありがとうございます。これ以上の幸せはありません。この勝利はベネズエラに捧げます。この大会に一緒に参加した仲間たちにも感謝したいし、私は皆さんを家族だと思っています」と同じステージに立った76人の参加者と喜びを分かち合った。そのガルシアさんは偶然にもこの日が20歳の誕生日。「今までの人生の中で素晴らしい誕生日でした。最高の誕生日になりましたね」と満面の笑みを浮かた。

応募した理由を「きっかけというより、神様が導いてくださって、ここに来るのが運命だったと思います。私にとっても私の国にとっても私の家族のためになるのではと思って参加することにしました」と説明。そんな彼女は現在、ベネズエラのシモン・ボリバル大学で地球物理学を専攻している。将来の夢についても言及し、「子供に対して本を読んだり本を書くことが私の夢です」と語っていた。

また、ミス五大陸としてミス・アジアにシンガポールのアイリン・フェンさん(22歳)、ミス・アフリカに南アフリカのレアベトスェ・セチョアロさん、ミス・アメリカにアルゼンチンのロシオ・ペレス・スアレスさん(26歳)、ミス・オセアニアにグァムのディリアナ・ツンカップさん(22歳)、ミス・ヨーロッパにオランダのゾーイ・アンバー・ニウォードさん(23歳)が選ばれ、特別賞のミス・ナショナルコスチュームにはエクアドルのミシェル・ウェットさん(23歳)、ミス・パーフェクトボディにキュラソーのディオナ・アンジェラさん(22歳)、ミス・ベストドレッサーにメキシコのネバイ・トーレスさん(25歳)が受賞。地元開催で期待されていた日本の杉本雛乃さん(21歳)はベスト8に選ばれたものの、受賞はならなかった。