南海電気鉄道は26日、加太線を運行している「めでたいでんしゃ さち」(女の子)と「めでたいでんしゃ かい」(男の子)が結婚して夫婦となり、これにともない結婚イベント「めでたいウエディング」を11月23日に開催すると発表した。あわせて記念ヘッドマークの掲出なども行い、2列車の門出を祝福する。

  • 結婚イベント「めでたいウエディング」を開催

「めでたいでんしゃ さち」は、車内外を「加太の鯛」と「淡嶋神社の縁結び」をイメージして装飾したかわいい女の子の電車で、2016年4月29日から運行開始。「めでたいでんしゃ かい」は、加太の海をイメージして車内外にかわいい海の生き物や海に関するしかけを施した元気いっぱいの男の子の電車で、2017年10月7日から運行開始している。

今回の発表によれば、地域に親しまれる観光列車として利用される両列車が結婚して夫婦となり、結びつきを強めることで、これまで以上に愛される電車をめざすという。結婚イベント「めでたいウエディング」は、11月23日の10時50分から14時まで加太駅構内で開催。加太駅に留置している「めでたいでんしゃ かい」のもとに「めでたいでんしゃ さち」が嫁ぎ、2列車が加太駅にそろったタイミングで結婚式を実施する。

結婚式では、地元小学校の児童からお祝いの歌と「めでたいでんしゃ」の結婚をテーマにした絵画がプレゼントされるほか、加太春日神社の宮司による祝詞奏上、くす玉割り、鏡開き、ふるまい酒などが予定され、嫁入り列車となる「めでたいでんしゃ さち」に特別ヘッドマークも掲出される。

  • 「めでたいでんしゃ さち」の外装・内装

  • 「めでたいでんしゃ かい」の外装・内装

その他、チョークアーティストの林まきさんによる結婚を祝福するチョークアートの実演、キャンドル作家のMaikoさん、地元・和歌山で活躍する「art home FURARI」、しらす創り7代目山利などが出店し、各種ワークショップ体験や商品販売を行う。出店店舗の利用者を対象とした福引や、来場者先着500人に八幡前駅が最寄りの店舗「たこ笑」の秋季限定メニュー「めでたいたま線」のプレゼントも用意されている。