エン・ジャパンは10月12日、「転職のリスク」に関する調査結果を発表した。調査は8月16日~9月12日、同社運営の求人情報サイト「エンウィメンズワーク」を利用する有識女性324名を対象に、インターネットで行われた。

はじめに、「転職をする際に考えられるリスク」について聞くと、75%が「転職先が見つからない」と回答。次いで「給与・待遇が悪くなる」(57%)、「職場の雰囲気になじめない」(50%)、「思っていた仕事内容と異なる」(48%)、「人間関係をうまく築けない」(44%)と続いた。

  • 転職のリスクを軽減するためにはどうすれば良いと思うか

    転職のリスクを軽減するためにはどうすれば良いと思うか

「転職のリスクを軽減するためにはどうすれば良いと思いますか?」と聞いたところ、「転職先が決まってから退職する」(68%)が最も多く、次いで「応募前に仕事内容や条件をしっかり確認する」(67%)、「仕事内容・勤務条件などに優先順位をつける」(52%)という結果に。

理由としては、「退職後に転職先を探すと、内定を頂くまでの間は無収入。不安になってしまい、転職先の条件を当初より妥協しがち」(28歳)、「在職中の転職活動は体力的にも時間的にも大変ではあるが、いい転職先が見つからない事も十分考えられるので、在職中にやったほうがいい」(32歳)、「たくさんの求人情報をみて吟味した方がいい」(33歳)、「優先順位が分かると、自分に合う仕事かどうか判断しやすくなる」(42歳)という声が寄せられた。

  • 転職先を決める前にあらかじめ確認したほうが良い情報

    転職先を決める前にあらかじめ確認したほうが良い情報

「転職を決断する前にやっておくべきこと」を聞くと、「自分のキャリアプランを明確にする」(56%)や、「仕事をやりきる」(48%)という意見が特に多かった。また、「転職先を決める前にあらかじめ確認したほうが良い情報」については、「給与・待遇」(87%)、「仕事内容の詳細」(85%)、「実際の勤務時間・休日休暇」(78%)が上位にあがった。