2018年10月11日からの放送開始が予定されているTVアニメ『からくりサーカス』より、第1話「開幕ベル」のあらすじ&先行場面カットを公開。加えて、9月30日に開催されたプレミア先行上映イベントの模様を紹介しよう。
●TVアニメ『からくりサーカス』、第1話のあらすじ&場面カット
■第1幕「開幕ベル」
父親の事故死により莫大な遺産を相続した少年・才賀勝。そんな勝と偶然出会った青年・加藤鳴海は、勝に手を差し伸べることを決意する。しかし、勝を追ってきたのは高い戦闘能力を持つ人形使い達であった。鳴海の応戦も虚しく窮地に陥いる二人。勝が助けを求めて叫び声を上げた時、彼らの前に銀髪の美女・しろがねが姿を現す。
●TVアニメ『からくりサーカス』プレミア先行上映会の模様を紹介
10月より放送開始のTVアニメ『からくりサーカス』プレミア先行上映イベントが9月30日に開催。1話目の上映後MCの鷲崎健が登壇し、いかがでしたか?と問いかけると客席からは大きな拍手が巻き起こった。
つづいてメインキャストである 才賀勝役の植田千尋、加藤鳴海役の小山力也、阿紫花英良役の櫻井孝宏が登壇。小山はバンダナを身にまとい、鳴海を想起させる衣装で登場して場を和ませた。
役に選ばれた時のことについてを聞かれると、2,500人以上の中からオーディションで選ばれたという植田は、プレッシャーと共に気合いが入ったといい、その熱意は現場で共演者達にも伝播するほどであったという。現場の様子については、植田の成長と共に、どんどん空気が良くなっていくと小山が語ると、櫻井も植田が初出演となるアニメの現場の空気に慣れていく順応性の高さについて言及した。
シークレットゲストとして原作者の藤田和日郎氏が呼び込まれると、登壇するやいなや「見ました!?スゴいでしょ!」と原作者としてアニメ化された嬉しさを大興奮で語った。今回のアニメにはシリーズ構成としても参加しており、連載9年分の長編を36話で描くにあたって、熱い想いを込めて再構成したという。絶対にこのシーンは入れたいというものを伝え、製作チームとやりとりをするという形式がとられ、なくなく削った部分もあるという。しかしそれもただのカットではなく、想いを込めた再構成であるので、実際に確認してほしいと語った。
ここであるキャストからのメッセージが届いているとMCの鷲崎が手紙を読み始めた。そのキャストとはしろがね役の林原めぐみ。現場での様子や、登壇しているキャスト陣へのイメージについて語った。スタジオには全員が真剣に取り組んでいるからこそ生まれる緊張が漂っているので、その空気ごと作品を味わってほしいとメッセージを締めくくった。藤田氏も“林原さんは理想のしろがねだ”と絶賛。一言目の台詞でこれしかないと確信したそうだ。
続いて追加キャストとして 才賀正二役の田中正彦、才賀善治役の大塚明夫、ルシール・ベルヌイユ役の朴璐美が発表。物語を彩る重厚なキャラクターをベテラン声優たちが演じるとあって、発表の度に会場からは大きな歓声があがった。
藤田氏はまだ実際に声は聞いていないものの、大塚明夫の演じる才賀善治は絶対にとんでもない悪者になっていると期待を述べた。また朴璐美の演じるルシールについては、原作でも非常に重要なポジションであることもあって、アニメに再構成する中でかなり難航した部分となったそうだ。
更にスペシャルなムービーとして、主題歌を担当したBUMP OF CHICKENからのメッセージが放映。メンバーは全員藤田氏のファンであり、オファーについては驚くと共にとても嬉しかったと語った。最後にタイアップや放送についての情報が発表されると、登壇者がそれぞれ挨拶を行った。植田はかっこいい男になっていく勝を見届けてほしいと告げ、万雷の拍手の中イベントの幕は閉じた。
TVアニメ『からくりサーカス』は、2018年10月11日(木)よりTOKYO MXほかにて放送開始予定。各詳細はアニメ公式サイトにて。
(C)藤田和日郎・小学館/ツインエンジン