アンファーは、「ニッポン健康大調査2018」の結果を明らかにした。同調査は6月21日~25日、全国の20歳~69歳の男女4,700人(47都道府県各100名)を対象にインターネットで実施したもの。

  • 健康生活習慣 実行力ランキング

    健康生活習慣 実行力ランキング

同調査では、さまざまな医師監修のもと、健康的な生活習慣の行動について、調和のとれた食事、適切な運動、十分な休養・睡眠、ストレスのない生活、嗜好品の摂取など、「健康5項目」を基礎に47都道府県の結果をランキング化した。

健康5項目の1つ目の「運動頻度の高い都道府県ランキング」で1位となったのは兵庫県だった。同県は、「週に2回以上、1回あたり30分以上の運動を行っている」が基準となる運動スコアで1位となっている。健康のために「ジムに通う」と回答した人も最も多かった。一方、最下位は秋田県で、運動スコアが最も低かった。

「バランスのとれた食生活を実践している都道府県ランキング」の1位は愛知県だった。同県は「朝食頻度が高い」「間食・夜食習慣がない」「食事時間が20分以上」の3項目から算出する食事スコアが他県に比べ突出して高い。最下位は、男性の1食にかける食事時間が最も短い青森県だった。

「質の高い睡眠をとれている都道府県ランキング」の1位は奈良県となった。同県は、「睡眠時間6時間以上、8時間以下」「寝る前にスマートフォンを操作する回数が1週間に1回未満」の3項目から算出する睡眠スコアが高く1位となっている。

「ストレス度の低い都道府県ランキング」の1位も奈良県だった。一方、最下位は秋田県で、運動スコアが最も低いことに加え、さまざまな不安要素においてあてはまる項目も多く、ストレススコアも最も低かった。

奈良県は、「飲酒・喫煙頻度の少ない都道府県ランキング」でも1位となった。酒を摂取する頻度、量、喫煙習慣の3項目から算出する嗜好品スコアが最も高い。最下位は、飲酒頻度が全国で最も高い愛媛県だった。

これらの結果を総合した「健康生活習慣 実行力ランキング」の1位は「睡眠」「ストレス」「嗜好品」の3項目でトップとなった奈良県だった。食生活スコアも高めで、朝食頻度は高く、外食頻度は少なめで、健全な食生活を実践していることがわかった。

一方、「健康生活習慣 実行力ランキング」の最下位は、運動スコア46位、睡眠スコア47位、食生活スコア43位の大分県となった。