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――あらためまして、昨年の秋に地上波が終了して、毎月のトークライブを積み重ねて、ついに地方公演まで来ましたが、感慨深いものがあるのではないでしょうか?

久保:他力本願と言えば他力本願なんですけど…

能町:本当に「ご縁に感謝」ですね(笑)

ヒャダイン:フフフ(笑)

能町:でも、心底「ご縁に感謝」としか言いようがないですよね。スタッフさんとのご縁に感謝。

久保:私たちのトークライブで本当にお金を払ったかいがあるとみんな思ってくれてるのかって、結構終わった後にハラハラする時があるんですよね。毎回来てくれるファンの方もいるんですけど、ということは飽きるのも早いなと思っちゃって…。だから、私が何を頑張ればいいんだろうと思うと、「うーん」っていう葛藤があって、結局「現状維持!」っていうことのみを徹底してるだけなんです。それだけに、こうやって噛み合ってくれて、本当にありがたいですね。

――地上波のレギュラーが終了するときに、ライブで継続するというのは決まっていたんですか?

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能町:決まってはなかったですね。「どうにかしましょう」っていう話はあったけど。

久保:番組が終わるからって、私たちが泣きながら訴えるとかもないしなぁ…って。いつだって終わるならもうそれに従うしかないと思ってましたらね。

木月洋介プロデューサー:でも、なんとしてでも継続しなきゃと思って、ライブという形式をとったんです。

能町:それが1年続くとはちょっと思ってなかったかも(笑)

ヒャダイン:そうですね。毎月やって、VOL.11ですからね(笑)

久保:それで新しいコーナーができるわけでもなく…。本当によく来てくれますよね。はぁ…ありがたい。

――地上波が終了して、ライブで継続して、また地上波で復活するって、なかなかない快挙だと思います。

久保:いろいろ協力していただいて、恵まれてるなと思いますよね。

木月P:そうですね。協力してくれた方が多かったです。フジテレビ社内にもファンがいっぱいいましたから。

能町:あぁよかった…

ヒャダイン:本当にラッキーですよね。

久保:でも、フジの社内になぜウケているのかもよく分からないですよね。得があるのかなぁ?

能町:自分たちも何がウケているのかよく分からないまま続いているから、反省のしようもないんですよね。

久保:「あのときのことを思い出すと泣くほどつらかったね…」とかもないですし。

能町:ない。だからやらせていただける限りは喜んでという感じですね。

観客夫婦宅収録に早朝OA…今後の野望

――今後の野望はいかがですか?

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能町:やっぱり地方でやること。全都道府県ツアー(笑)

久保:早朝OAかな。『めざましテレビ』よりもうちょっと早いあたりに。

ヒャダイン:今も早朝みたいなもんですけどね(笑)

能町:シークレット少人数ライブとかもやってみたいですね。放送に耐えられないかもしれないけど、50人くらいで。

――ライブ皆勤賞の夫婦の自宅でやるという話もありますよね。『家、ついて行ってイイですか?』みたいな感じで(笑)

能町:そうですよね。半ば強制的に「家、ついて行って悪いとは言わせませんよ?」みたいな(笑)

ヒャダイン:「家、行きますからね?」的な(笑)

久保:あとは海外に行きたいかなぁ。「世界こじらせ街歩き」したい。

――諦めの土地でライブしたときに、街ブラロケしてもいいですよね。

ヒャダイン:そうですね、岐阜ロケ。

久保:街歩きは好きなんですよ。でも、外ロケって私の実家の長崎以来やってないですよね。実は、私が帰省できなかったときにお兄ちゃんが実家に帰って、その『久保みねヒャダ』の放送を家族で見るというのをやったらしくて、“バーチャル帰省”が完成したんですよ(笑)

●演出・プロデューサー 木月洋介氏が語る“久保みねヒャダ”の魅力

久保さんの魅力は“パンチワード”。「綾瀬はるかの帳消し力」に代表される、他に誰も言わないパンチのあるワードを繰り出す。能町さんの魅力は“問題提起”。自分なりの目線で世の中を解釈し、問題提起する。そしてヒャダインさんは猛獣使い的なMC力がものすごいっていうのは最初の頃から感じていたんですけど、最近はそれにプラスされて、“闇”を出されてきたんですよね。あの3人の中で一番闇が深いのは、実はヒャダインさんではないかっていう…そこが最近の魅力ですね。

実は距離感も近づいています。最初の1年くらいは公開収録終わりに打ち上げをしましょうとなっても、ヒャダインさんは距離感を保つためにと、わざと来なかったんです。それが3人のLINEグループができたこともあって、関係性がどんどん濃くなってきましたね。

もともと『久保ヒャダ』の2人で特番をやっていたんですけど、久保さんが「一緒にやりたい」と言ってくれて能町さんが加わったことで、3人になって撮れ高が圧倒的に変わりました。2人だけでしゃべってると、盛り上がってきたところで久保さんがいきなり「この話無し!」ってなっちゃって、放送で使えなくなることがしょっちゅうあったんですけど、能町さんが入ったことで、違う展開に持っていってくれるようになって、トークの撮れ高が安定しましたね。

この3人にまた1人加わると、また面白い展開になるんです。今回の千葉くんもそうだし、今度ゲストに来ていただくミラクルひかるさんにも化学反応に期待しています。

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  • 仙台公演の模様は、打ち上げの様子と合わせて、フジテレビでは9月22日(深夜2:20~3:35)に放送。今後のライブは、VOL.12が9月30日、VOL.13が10月27日、VOL.14 が12月2日に開催決定。10月27日の夜公演は、ゲストにミラクルひかるが登場する。