俳優の竜星涼が12日、都内スタジオで行われたNHKドラマ10『昭和元禄落語心中』(10月12日スタート、毎週金曜22:00~22:44)の取材会に出席した。

『昭和元禄落語心中』取材会に岡田将生、竜星涼ら出席

『昭和元禄落語心中』取材会に出席した竜星涼

岡田将生が主演を務める同作は、累計190万部を突破し、若者たちを中心に落語ブームを巻き起こしている雲田はるこの同名漫画が原作。戦争時代の落語家たちの生き様や芸の絆に結ばれた若者たちの友情、師弟や男女の人間模様を描く。

八雲(岡田)の弟子・与太郎を演じる竜星は「落語を初めてやらせてもらうということで、僕自身もこのドラマは覚悟がいる作品だなと。真剣に向き合ってやらなければいけない作品になると思った」と、同作は大きな挑戦だったと告白。「1話が落ち着いて撮り切れたのでホッとしている部分もありながら、まだまだ戦いが待っているという感じ。本当にいい熱をもって、心中できるような役に出会えたなという感触の中で作品を作っているので、その熱がみなさんに伝わるといいなと思います」と熱く語った。

また、初挑戦の落語について「難しい話をしゃべっているのかなという感覚だったんですが、ストーリーを把握して自分でやっていくと本当に楽しい」とその魅力を感じているようで、「まさに自分が与太郎の感覚。何もやったことがない人間から成長していくというが、すごい自分の中でリンクしていて、楽しく人に伝えようとなればなるほど楽しくなっている」と語った。

今回の役に合わせて髪の毛も短くカットして挑んだ竜星。「僕的には似合っていると思うんですけど、どうでしょう?」と得意げな表情を見せ、また、「与太郎のシーンではいろんな髪型を楽しんでもらえるんじゃないかなと。これだけじゃないぞ!って。いろんな髪型をしているのかもしれませんので、そこらへんも楽しんでもらえたら」とアピールした。

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昭和初期、落語の世界に入った八雲(岡田)は、同期入門の落語の天才・助六(山崎育三郎)と、固い友情で結ばれる。八雲は助六の芸に憧れ、嫉妬し、追いつこうともがき、芸者・みよ吉にも支えられ、成長していく。やがて、助六とみよ吉(大政絢)とが結ばれるが、ふたりは謎に満ちた事故死を遂げてしまう。八雲はその死を巡る秘密を抱いたまま、ふたりの遺児・小夏(成海璃子)を引き取る。小夏は、八雲を「親の仇」と恨んで成長し、やがて天衣無縫な八雲の弟子・与太郎(竜星涼)とともに、八雲がひた隠す「助六とみよ吉の死の真相」に迫っていく……。

取材会には竜星のほか、岡田、山崎育三郎、大政絢、篠井英介、平田満が出席した。

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