東京急行電鉄はこのほど、「『生活名所』プロジェクト」の第2弾として、11月23・24日に首都圏初という池上線沿線全駅でお祭り催事を開催するイベント「池上線全線祭り」を企画・開催すると発表した。

  • 雪が谷検車区で11月24日に「7700系さよなら列車セレモニー」も開催予定

「『生活名所』プロジェクト」は、池上線沿線の魅力を多くの人に伝え、訪れてもらうことを目的として2017年9月に立ち上げ、第1弾として昨年、1日無料で池上線に乗車できる首都圏初のイベント「開通90周年記念イベント 10月9日池上線フリー乗車デー」を開催した。昨年のイベントでは、のべ56万9,000人(前年比371%)が乗車し、池上線の認知度も63.7%(イベント前54.3%)と、約10%上昇したという。

今年の「池上線全線祭り」では、昨年と同様、池上線が通る品川区・大田区の地元商店街や店舗・住民・企業と連携しつつ、昨年以上に各駅で時間を過ごしてもらうため、池上線全線各駅で大小さまざまな催事を開催する。これにより、池上線沿線ならではの暮らしやすさや人情感、生活名所としての魅力を伝えるとのこと。

戸越銀座駅と池上駅の商店街では、歩行者天国にテーブルなどを設置して地元商店街の料理を食べ歩きできる「ストリート・ビュッフェ」を開催。洗足池公園にあるボートハウスでは、特設カフェスペースの設置や洗足池を遊覧できるスワンボートを一部無料開放するほか、サッポロビール、ポッカサッポロフード&ビバレッジの特別協賛による「乾杯電車」を運行(応募方法は10月頃別途に案内)し、車内でレモンサワーが楽しめるなど、お祭りを盛り上げる。雪が谷検車区にて「7700系さよなら列車セレモニー」も予定している。

  • 11月23・24日の2日間、池上線の各駅でイベントを開催

洗足池周辺や池上本門寺では、ドラマ『西郷どん』でも話題の西郷隆盛や勝海舟にゆかりの深い地であることから、鹿児島県産の食材などを使用した「勝丼」「せご丼」を販売する。また、今回新たに一般社団法人「Tokyo Good Manners Project」の企画協力を得て、東京の街のマナーの良さ、マナーの大切さが魅力あるまちづくりの重要な要素であることを来場者に体感してもらえるように、グッドマナーを楽しむしかけも取り入れ、催事を運営する。