ジャーナリストの池上彰氏が出演するフジテレビ系特番『池上彰スペシャル』。9月7日(21:00~22:52)の放送では、小学5年生から中学2年生までの子どもたち約70人の質問に、池上氏が全て答えていく。

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    池上彰氏=フジテレビ提供

政治家の国会答弁で繰り出す「記憶にございません」に対し、子どもたちからは「教育に悪い」「日本の偉い人たちなのにかっこ悪い」などと不満が続出します。池上氏も「耳が痛い人が多いと思いますけどね…」として、過去の大臣の答弁を振り返り、この発言をする意図を説明する。

また、「日本はアメリカのご機嫌取りばかりに見えるのはなぜ?」という質問では、小学6年生の児童が「安倍総理はトランプ大統領をとても大切にしているように思えるけど、トランプ大統領からみるとそうじゃないような気がする。トランプ大統領が“校長先生”で安倍総理は“担任の先生”みたいに見える」と、大人顔負けの感想。これには池上氏も「すごいよね、子どもは。ここにいるゲストの大人だってこんなこと怖くて言えないことをズバリ言うもんね」と苦笑いだ。

さらに、「なぜ大人になったら働かなきゃいけないの? 働かなくてもいいんじゃないの? 」という疑問に、池上氏は、過労死問題や現在の働き方改革などについて説明。その上で子どもたちに「働くこと」への意義を語ります。

そして自身の“働きがい”“生きがい”を問われた池上氏は「小学生の頃はね、新聞記者になりたいと思ったんですよ。それは単純に面白いから。みんなが知らないことをいち早く知ることができて、そういうことが面白いなと思ってなったんですけど、今になってみるとこうやってニュースを解説しているでしょ。そうするとみんなが『へ~』とか『わかった!』って言ってくれると、すごくうれしいのね。『ああ、わかった!』って誰かに言ってもらえるのはすごくうれしいこと。これが結局今の私の働きがいになるんだと思うんですよね。自分の仕事が誰かに喜んでもらえるってとても楽しいことなんだなと思うんですよね」と打ち明ける。

かつてNHKで『週刊こどもニュース』を担当していた池上氏。当時の“お父さん役”から、「すっかりおじいさんになってしまいました(笑)」と言いながら収録はスタートしたが、子供だらけのいつもとは違うスタジオにも「こっちの方が本領発揮できます(笑)」と話していた。

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(C)フジテレビ