ジンギスカンといえば、北海道を代表するグルメだが、近年は都内でも専門店を見かけるようになってきた。健康志向が広まっていることもあり、「美味しいジンギスカンを食べたい!」という需要は高まる一方のようだ。そんな中、ジンギスカン専門店「ジンギスカン羊一 田町・三田店」(東京都港区)がランチタイムで「ラムカツ丼」の提供を始めたと聞いて、早速食べに行ってきた。

  • 卵の黄色と三つ葉の緑が彩りを加えた和の様式美

部位にこだわった上質のラムを提供

「ジンギスカン羊一 田町・三田店」は、JR田町駅、地下鉄各線三田駅から徒歩1~2分ほど、YA三田ビル5階にある。都内に渋谷店、五反田西口店があり、「田町・三田店」は2017年10月から営業を開始した新しい店舗だ。

  • 46席設けられた店内は結構広い

ゼネラルマネジャーを務める佐々木紀人さんが札幌出身ということもあり、地元でのジンギスカンを食べるシチュエーションや肉へのこだわりを大事にしてお店作りをしているという。牛肉にイチボやサーロイン、タンなどの部位があるように、もちろん羊肉にも色んな部位があるのだが、この店ではジンギスカンで提供する部位を「ラム肩ロース」に絞り込んで営業をスタートしたとのこと。

  • 2人用テーブルでサクっと食べるジンギスカンもおつなもの

これは、安定して美味しいラム肩ロースを食べてもらうことで、ジンギスカンの本当の美味しさを知ってもらいたいという思いから。また、飲食店がひしめき合う都内ならではの使われ方も想定しており、この店でジンギスカンをサクッと食べて、別の店に移動してお酒を飲んだりと、カジュアルに利用してもらいたいという。東京だとジンギスカンを食べるとなると、なんとなく特別な食事をするという気になるが、北海道では飲み会のシメにジンギスカンに行く文化もあるくらいだというから、もっと気軽に食べられているものなんだとか。

ラムならではのジューシーな味わいに感激

そんな「ジンギスカン羊一 田町・三田店」が2018年6月18日(月)よりランチ営業を開始、提供を始めたのが「ラムカツ丼」。「とんかつがあるのに何故ラムカツはないのか?」と考えてつつ試行錯誤した結果、カツ丼にすれば合うのでは、と誕生したメニューだという。今回は『ラム肩ロースカツ丼』と『ラムらんぷカツ丼』(共に税込880円)の2種類の中から、『ラム肩ロースカツ丼』をいただいてみた。

  • 一見するとスタンダードなカツ丼だが、違うんです。『ラム肩ロースカツ丼』税込880円

三つ葉が乗った昔ながらのビジュアルは、一見普通のカツ丼風。一口食べてみると、サックリした薄めの衣に包まれた肉がしっとり柔らかくてほんのり甘い!ラムは豚肉と違い、ミディアムレアでも食べられるので、ジューシーな肉がそのまま衣に閉じ込めているのだ。

  • 薄い衣に包まれたしっとりジューシーなラム肉のファンになるビジネスマン続出らしい

醤油ベースの甘じょっぱいタレの味も独特な風味でとても合っている。卵で閉じていないので、サクサクした衣の食感とラム肩ロース肉の柔らかさのコントラストを感じることができるのも楽しい。トロ~リ、ふわっふわな半熟卵の優しい味も加わって、食べ進めるとどんどん食欲が増してくる感じだ。

  • 卵のトロトロ感もたまらない魅力のひとつ

  • 味噌汁とお漬物がついてくる

昼のリピーターが夜にも殺到

ランチを始めて以来、お客さんにはとても好評の様子。「ラム肩ロースカツ丼」に使っているものと同じ肉をそのまま夜のジンギスカンにも使っているそうで、昼に「ラムカツ丼」を食べてラム肉の美味しさを知ってハマり、夜にジンギスカンを食べに来てくれるお客さんが続出しているのだとか。確かに、カツで食べてもこんなにクセがなく美味しい肉なのだから、ジンギスカンで食べても美味しいに決まってる。

  • 夜のメインメニューは「ラム肩ロースのジンギスカンセット」(一人前税込980円)

  • オリジナリティのあるお酒のラインナップも楽しい

他では食べることができない「ラムカツ丼」。ラム肉といえばヘルシーなイメージがあるし、女性にもおすすめだが、食べ応えは想像以上にボリューミーで、結構腹にたまる。「今日はランチでガッツリ、しかもヘルシーなどんぶりを食べたい!」というビジネスマンにはピッタリではないだろうか。

●information
「ジンギスカン羊一 田町・三田店」
東京都港区芝5-27-13 YA三田ビル5階
03-6435-2947
営業時間
ランチ  11時30分~14時30分(月~金)
ディナー 17時~23時30分
土・日・祝日は16時~
定休日:無

『ラム肩ロースカツ丼』『ラムらんぷカツ丼』提供時間
月~金 11時30分~14時30分(LO.14時)
※売れ切れ次第終了
※祝日の場合はランチはお休み