女優の高畑充希と俳優の竹内涼真が共演する日本テレビ系ドラマ『過保護のカホコ』が、スペシャルドラマとして復活することが16日、分かった。『過保護のカホコ 2018 ラブ&ドリーム』と題して、9月19日(21:00~22:54)に放送される。
昨年7月期に連ドラとして放送された同作は、高畑演じる史上最強の箱入り娘・カホコとそれを見守る竹内演じる美大生・ハジメの恋と成長を描いたもの。最終回でハジメとの結婚を果たしたが、今回のスペシャルでは、その新婚生活が描かれる。
カホコは過保護からの脱却を目標に、保育士として「カホコハウス」で働き、家では家事一切を一人でこなす毎日。だが、カホコハウスの経営は苦しく、家事でも洗濯・料理が間に合わず、庭は荒れ放題だった。
一方、カホコの母・泉(黒木瞳)は、1年経っても子供ができないカホコ夫婦に子作りを強要し、さらには定職に就かないハジメに、「画家の夢を諦めろ!」とブチギレ。カホコ夫婦の関係が微妙にズレ始める上、娘の結婚後「カホコ・ロス」になった泉&正高(時任三郎)夫婦は会話もなくなり、カホコの悩みは両親の離婚の危機にも及んでいく。
高畑は「去年の夏は、私にとって奇跡のような夏でした。大切な思い出過ぎて、鍵をかけて奥の奥にしまっていたのですが、またそれを引っ張り出してくる時が来たみたい。すごくドキドキしています。ソワソワもしています。心臓出そう」と心境を表現。「大好きな初くんやママパパ、家族のみんなにまた会えるのが、とにかく楽しみ。カホコファミリーみんなで、すっばらしいスペシャルドラマ目指して一生懸命頑張りますので、お楽しみに!いざ!」と呼びかけた。
竹内は「去年の夏、悩みながら、もがきながら多くのことを勉強させていただき、自分自身の成長を少しですが感じることができた作品がこの『過保護のカホコ』でした」と回想。「1年経った今、またその麦野初(ハジメ)として帰ってこられることを心からうれしく思います。初が一家の主としてカホコとどんな結婚生活を送っているのか、そしてカホコのパパやママたちはどうしているのか。僕自身、撮影がすごく楽しみです」と期待を語っている。
日本テレビの大平太プロデューサーは「『続編を!』という熱烈な声にやっと応えられることになりました。何よりもうれしいのは、脚本の遊川さんによって、もう一度カホコに命が吹き込まれ、カホコファミリーのその後の姿を、視聴者の方にお見せできることです」といい、「この台本が完成した時に、『なんて読後感がいいんだ…』と、感激しました。このドラマを観た方も、きっと人に優しくなれる、大切な人の手を握りしめたくなると思います」と予告している。