公演初日を迎えた舞台 KONAMI@network vol.16『ローリング・ソング』の公開稽古と記者会見が11日、東京・新宿の紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで行われ、トリプル主演の中山優馬、松岡充、中村雅俊、演出の鴻上尚史が登場した。
本作は、作家で演出家の鴻上尚史が書き下ろし、森雪之丞が作詞・音楽監修を手掛けた新作オリジナル音楽劇。夢に翻弄される20代(中山優馬)、40代(松岡充)、60代(中村雅俊)という三世代の男たちの物語を描き出す。
鴻上演出の舞台に念願叶って出演が決定したという中山は「このような役をいただいて本当にうれしいです。早く皆さんに見て欲しいですね」と公演が待ち遠しい様子で、「稽古はスピード感というか、圧倒されました。でも本当に楽しくて、稽古場に行くのが楽しみでした」と演出の鴻上や松岡、中村らキャスト陣と共有した時間に充実した表情を見せた。
そんな中山について松岡は「終わったらすぐ帰ってたよね。普通、稽古終わったら話したりするんですけど、稽古以外全然喋ってくれないんですよ」と指摘すると、中山は「よく言いますわ! 全然嘘ですよ!」と必死の形相で否定する場面も。そのやり取りに鴻上は「この2人、(出身が)大阪なので無駄に盛るんですよ。この盛り方は止めてもらいたい」とたしなめるも「優馬は自分の手作り弁当を持ってきて稽古前に食べてました。帰りはマネージャーさんが大切にしている虎の子ですから、そのまま連れて帰ってましたよ」と明かしていた。
夢をテーマにした同舞台。自身の夢を問われた中山は「今回は初めてこういう役をいただいたので、もっともっと色んな役に挑戦してきたいです」と俳優としてさらなる活躍に意欲。現在67歳の中村は「夢を語るほど年齢的にいい年齢なので」と自虐的に語るも「この『ローリング・ソング』というタイトルのように、まだまだ年齢関係なく続けるというか、まだまだアクティブでいたいという気持ちがすごくあるので、"~し続ける"ということをテーマにして夢になっている感じですね」と意気盛んだった。
舞台 KONAMI@network vol.16『ローリング・ソング』は、8月11日~9月2日(8月14日・20日・27日・30日は休演)に東京・新宿の紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA、9月5・6日に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、9月14~16日に大阪・サンケイホールブリーゼにてそれぞれ公演される。