2018年も残り半年となりました。大掃除と言えば大晦日が定番ですが、12月はなにかと忙しいですよね。そして何より、寒い。12月に水を使ったり、屋外の掃除をしたりすることを考えると重い腰がさらに重くなる……という人も多いのではないでしょうか。そこで、冷たい水が心地いい今の時期に「ハーフ大掃除」をしてみませんか?
今回は、まさに冬にはやりたくない「ベランダ掃除」。筆者にとってベランダは、狭い上にあれこれものを置いてしまっているので、汚れていてもついつい見て見ぬフリをしてしまいがちな場所です。年末の寒い時期だと、間違いなく気乗りしないそんな場所でも、気候のいい今なら、「ちょっと頑張って掃除してみようかな……」と思えます。
重曹でベランダ掃除ができるという情報を入手したので、さっそくチャレンジしてみました。
ベランダ掃除に重曹を使ってみる
ナチュラルクリーニングには定番の重曹ですが、個人的にはキッチンの油汚れに効果があるイメージがあったので、「ベランダに重曹」というのは意外に感じました。
日頃からナチュラルクリーニングを取り入れている方はもちろん、掃除への苦手意識を少しでも軽減しようと、あれこれトライ&エラーを繰り返している筆者と同じタイプの方も、ご家庭に重曹がある方は多いのではないでしょうか。
家にあるもので思いついたときにすぐできる、というのは、面倒くさく感じがちな掃除にチャレンジするときにはうれしいですよね。
下準備をしっかりやれば掃除がラクに
まずはベランダから室外機以外のものをすべて出します。筆者宅では、部屋の収納に入りきらないアウトドアグッズを入れた大きなボックスを2つと、オムツ用と資源ゴミ用のゴミ箱を2つ、それぞれベランダの左右に置いています。
とくに大きなボックスは動かすのも大変なので、「置いたままで掃除をしようかな……」と一瞬弱気になりましたが、ここに大きなものがあるとないとでは掃除のしやすさが随分と変わるので、ここは頑張りました。
ベランダからものを運び出したあとは、掃き掃除です。排水溝を詰まらせないためにも、取れるゴミはこの時点でしっかり取っておきましょう。
これで下準備完了! 普段は、掃除のためにベランダに置いているものをすべて移動させようとはなかなか思えませんが、あとからの作業を考えると、大掃除の場合はやはりこのひと手間は必須だと感じました。
デッキブラシで? 雑巾で? 汚れによって使い分け
下準備が完了したら、いよいよ重曹の出番です。
まずは、バケツにはったお湯に目分量で重曹を入れ、重曹液を作ります。
手持ちの重曹のパッケージには、水1Lに対し、重曹大さじ3杯と書いてあったので、それを目安にしました。お湯を使ったことで、重曹も溶けやすかったように思います。
インターネットで調べてみると、重曹液をベランダにまいてしばらく放置したあとデッキブラシでこする、といった方法をいくつか見かけました。ただ、下の階への水漏れが気になって、水を一度に大量にまくことには抵抗が。
そこで、まずは重曹液を入れたバケツにデッキブラシを浸して、ブラシで床をこすってみました。何度かくり返してみましたが、泥汚れがベランダ一面に広がるだけで、あまりキレイになっている実感がありませんでした。
次に、雑巾を重曹液に浸し、絞らずにぼたぼたと重曹液が落ちる状態にしたまま、床を拭いてみました。
筆者宅のベランダの汚れは、ベランダに運ばれてきた砂が雨に濡れてどんどん泥になって溜まってしまっている状態だったので、雑巾で泥汚れをこすりながら洗い流す方法が合っていたようです。
ベランダを雑巾で水浸しにする程度であれば、マンションなどでベランダに一気に水をまくことには不安がある場合も、安心して水を使えそうです。
水がどれくらい使える環境なのか、ベランダの汚れがどんな汚れなのかによって、合う掃除方法は変わってくるかもしれません。