パナソニックはこのほど、「歯磨きに関する意識調査」の結果を明らかにした。同調査は6月8日~12日、20代~50代の男女400名を対象として、インターネットで実施されたもの。
はじめに「何のために歯磨きをしているか」を質問したところ、最も多い回答は「むし歯予防のため」(88.8%)だった。続いて「口臭予防のため」(67.8%)、「歯周病予防のため」(52.3%)となっている。
「最も強い目的」について聞くと、69.3%が「むし歯予防のため」と回答した。歯を失う原因として「むし歯」よりも多いといわれている「歯周病」と回答した人は12.0%に留まった。
また「自身は歯周病または、歯周病予備軍だと思うか」を聞いたところ、51.1%が「思う」「どちらかというと思う」と答えた。
歯周病予備軍の半数以上は、最も強い「歯磨きの目的」について「むし歯予防のため」(58.8%)と回答しており、歯周病への自覚症状がありながらも、ケアの意識は「むし歯」よりも低いことがわかった。
次に「歯を磨いているときに意識しているポイント」について聞くと、最も多い回答は、むし歯予防には適しているとされる「歯と歯の隙間に入るように磨くこと」(61.5%)、2位は「一本一本磨くこと」(43.8%)だった。歯周病予防に重要とされる「歯周ポケットの中まで磨く」は23.8%、「歯肉と歯の境目に、ブラシを45度にあてる」は11.5%だった。
さらに、歯を磨くときに「歯周ポケットの中まで磨くことを意識している」と回答した人の割合を年収別でみると、年収400万円未満の人は21.9%であるのに対し、年収800万円以上の人は34.4%と1.5倍多かった。年収の高い人ほど、歯周ポケットをしっかりケアする傾向にあることもわかった。
このほか「電動歯ブラシを使用しているか」を聞くと、22.0%が「はい」あるいは「手磨きと電動歯ブラシのどちらも使用している」と答えた。
電動歯ブラシを使用している人と使用していない人それぞれに「自分がモテると思うか」と聞いたところ、使用している人は37.5%が「モテる」「どちらかというとモテる」と答えた。
一方、電動歯ブラシを使用していない人は「モテる」「どちらかというとモテる」が26.3%と、電動歯ブラシを使用している人より10pt近く少なかった。