第159回芥川賞・直木賞が18日に発表され、芥川賞は高橋弘希氏の『送り火』、直木賞は島本理生氏の『ファーストラヴ』が受賞した。

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高橋氏は、4回目の候補で受賞。島本氏は2回目の候補で受賞となった。この後、東京・帝国ホテルで受賞会見を開催。いずれの賞も、賞金100万円、賞品として時計が贈られ、8月下旬に都内で贈呈式が行われる。

芥川賞のその他の候補は、古谷田奈月氏『風下の朱』、北条裕子氏『美しい顔』、町屋良平氏『しき』、松尾スズキ氏『もう「はい」としか言えない』で、計5作品。『美しい顔』については、候補作として発表後、石井光太氏の著作『遺体 震災、津波の果てに』を参考にしながら、参考文献として未掲載だったと謝罪する事態もあった。

直木賞のその他の候補は、上田早夕里氏『破滅の王』、木下昌輝氏『宇喜多の楽土』、窪美澄氏『じっと手を見る』、本城雅人氏『傍流の記者』、湊かなえ氏『未来』で、計6作品だった。