津山まなびの鉄道館はレジャー期間の7~9月に合わせて特別イベントを開催する。転車台を回転させる実演イベントをはじめ、収蔵車両キハ28形・キハ33形・DE50形を頭出ししての特別展示、急行列車に使用されていたヘッドマークを車両に装着して展示するイベント、水遊び感覚で楽しめる車両洗浄体験などを予定している。

  • 津山まなびの鉄道館の扇形機関車庫

  • 津山まなびの鉄道館の外観

津山まなびの鉄道館は、日本に現存する扇形機関車庫の中で2番目の規模を誇る「旧津山扇形機関車庫」や収蔵車両を中心とする展示などで鉄道を学べる施設。展示車両13両の中には、「デゴイチ」の通称で親しまれた蒸気機関車D51形をはじめ、国鉄時代からJR発足後にかけて活躍した気動車キハ28形・キハ33形・キハ52形・キハ58形・キハ181系、ディーゼル機関車DD16形・DD13形・DD51形・DF50形などがある。中でも、日本で1両しか製造されていないディーゼル機関車DE50形はここでしか見ることができない。

今夏の特別イベントは7月14~16日、8月4~5日、8月11~12日、9月15~17日の期間に開催され、8月4~5日には、87分の1スケール鉄道模型(HOゲージ)を運転できる「鉄道模型の展示と運転体験」を予定している。

  • 「ミニ蒸気機関車(SL)乗車体験」

  • 「保存車両の洗車体験」

  • 「鉄道模型の展示と運転体験」

8月11~12日には「収蔵車両の車内見学と頭出し」(キハ28形・DE50形。DE50形は車内見学なし)と「保存車両(キハ33形)の洗車体験」、岡山県内では唯一現役で稼働する転車台に機関車や気動車を積載して回転する「転車台回転実演イベント」(キハ181系)、高所作業車に乗って上空約20mから扇形機関車庫や津山の街並みを展望できる「扇形スカイビューイング」を開催する。

9月15~17日には「転車台回転実演イベント」(キハ28形、ヘッドマーク付き)をはじめ、津山線・因美線の急行列車に使用されたヘッドマークを車両に装着した特別展示「ヘッドマーク展示」(キハ28形・キハ58形など)も行う。

  • 「扇形スカイビューイング」

  • 「転車台回転実演イベント」

津山まなびの鉄道館の入館料金は、大人(高校生以上)300円、中学生・小学生100円、幼児(小学生未満)無料となっている。