JR東海は9月16日、浜松工場(静岡県浜松市)を一般公開するイベント「新幹線なるほど発見デー」を開催する。2020年度の営業投入を予定している新型車両のN700S確認試験車を初公開するほか、東海道新幹線に親しめる企画を多数用意する。

  • 「新幹線なるほど発見デー」にてN700S確認試験車を一般公開

N700S確認試験車は工場内に展示され、来場者は申込みの必要なく外観を間近に見学できる。他に新規の企画として、超電導リニアのしくみと新幹線乗務員の業務を現役の車掌・運転士が授業形式で伝える「課外授業」、スマートフォンによる工場見学スタンプラリー、写真の撮り方教室などを実施する。

浜松工場の社員とともに台車の下に潜る体験やパンタグラフを上昇・下降させる体験ができる「なるほどガイド」、バラスト整理車運転席の乗車体験、アルミカート乗車体験、架線の保守作業体験、保守用車両の展示・実演、先頭車研ぎロボットの実演など、過去に好評だった企画も引き続き実施する。

参加人数を限定した企画として、「ドクターイエロー」の車内見学、新幹線の運転台見学、小学生以下対象の車掌体験・車内清掃体験、小中学生対象のパーサー体験なども用意。これらの企画については、当日10時と12時30分に会場内で整理券を配布する。

イベント当日は東京駅と浜松工場を直接結ぶ団体専用臨時列車も運転。JR東海ツアーズなどが実施する旅行商品として発売されている。