フィジー・エアウェイズは7月3日、成田国際空港とナンディ国際空港を結ぶ直行便の運航を開始した。同路線は日本とフィジー共和国を結ぶ唯一の直行便となり、日本からフィジー共和国への乗り入れは、2009年3月以来9年ぶりとなる。成田=ナンディ線は火・金・日曜日発の週3便を運航し、日本-フィジー間で年間約7万8,000席のキャパシティを提供する。

  • フィジー・エアウェイズは2009年3月以来9年ぶりに日本への直行便を就航

    フィジー・エアウェイズは2009年3月以来9年ぶりに日本への直行便を就航

成田空港の出発ゲートでは、成田=ナンディ線の就航を祝した就航記念セレモニーが行われ、機内にてFJ350便の初便への搭乗者に記念品が贈られた。また今回の就航により、フィジー・エアウェイズが成田国際空港へ乗り入れる航空会社の100社目となった。

  • 日本とフィジー共和国を結ぶ唯一の直行便となる

    日本とフィジー共和国を結ぶ唯一の直行便となる

1951年に設立されたフィジー・エアウェイズ・グループは、フィジーの国営航空会社フィジー・エアウェイズ、その子会社であるフィジー国内リージョナル航空会社フィジー・リンク、および、Pacific Call Comm Ltdを傘下に有しているほか、ナンディ デナラウ島にあるソフィテル フィジー リゾート&スパの株式を38.75%保有している。

筆頭株主はフィジー政府(51%)で、カンタス航空(46%)がこれに続く。この他には、ニュージーランド航空、そして、サモア、トンガ、キリバス、ナウルの各政府が株主となっている。フィジー・エアウェイズはフィジーのインバウンド市場において64%のシェアを誇っており、1,300人以上の従業員を擁している。なお、フィジー・エアウェイズは、2013年6月にエア・パシフィック航空より社名変更した。

  • フィジー・エアウェイズのビジネスクラス

フィジー・エアウェイズは、最新のワイドボディ機A330型機と改修機B737型機にて運航しており、フィジー・リンクは、ATR72型機、ATR42型機、DHC-6型機ツインオッターを保有している。フィジー・エアウェイズおよびフィジー・リンクは、ナンディ国際空港とナウソリ国際空港をハブ空港に17カ国/108都市に就航(コードシェア便を含む)。就航都市には、オーストラリア、ニュージーランド、米国、カナダ、英国、インド、香港、シンガポール、日本、タイ、サモア、トンガ、ツバル、キリバス、バヌアツ、ソロモン諸島が含まれる。

  • フィジー・エアウェイズのエコノミークラス

フィジー政府観光局最高責任者のマシュー・ストーケル氏は、「このたびの日本からフィジーへの直行便の復活を大変嬉しく思います。フィジー政府観光局は、この直行便を積極的にプロモーションすべく、フィジー・エアウェイズと密接に協力して参ります。直行便の就航により、今後日本からの旅行者がより簡単にフィジーを訪問できるようになり、私どもフィジー政府観光局にとっては、日本市場における貴重な観光プロモーションの機会が訪れたことを、喜びをもって受け止めています。今後日本の皆様に、フィジーが世界でも人気のデスティネーションであることをご紹介していくプランを現在、数多く企画しております」とコメントしている。

  • フィジー・エアウェイズのラウンジ

また、フィジー・エアウィズCEO兼マネージング・ディレクターのアンドレ・ヴィリョウエン氏は「成田からの週3便の運航で、日本からフィジーやその他の南太平洋へ非常にアクセスしやすくなり、日本の皆さまに、フィジーの手つかずの自然が残る333の島をご紹介できることを大変嬉しく思います。フィジーならではの温かなホスピタリティや文化は、日本のお客様に、単なるビーチデスティネーションにとどまらないユニークな経験をご提供します。

フィジー・エアウェイズのフライトは、フィジーのほとんどの島へアクセスいただけるように構成されています。成田からのフライトは、ナンディに朝到着し、バヌア・レブやタベウニなどの主な観光スポットへフィジー・エアウェイズの子会社であるフィジー・リンクの便利な乗り継ぎ便でアクセスできるほか、ママヌザ諸島やヤサワ諸島リゾートグループなどの美しいリゾートアイランドへも船で簡単にアクセスができます」とコメントしている。

  • 成田=ナンディ線の運航スケジュール

    成田=ナンディ線の運航スケジュール