ANAとJALはこのほど、「Amazon Alexa(アレクサ)」を搭載したスマートスピーカーの新モデル「Amazon Echo Spot」の初期パートナーとして、Amazon Echoシリーズを通して提供していたサービスを拡充すると発表した。会話に沿って運航状況を画面上で確認でき、また、指定区間を運航する便一覧から対象便をタッチパネルで選択が可能になる。特にJALでは、ジャル子ちゃんスキルも進化させて展開する。
AlexaはAmazon Echoを支える頭脳であり、クラウドに構築されることで常に進化する。Alexaに話しかけるだけで、音楽の再生やニュースやスケジュールの読み上げ、アラームのセットなど、日常の様々な場面で活用が可能。Echoの遠隔音声コントロール技術により、部屋中の様々な場所からでも、話しかけるだけで作動する。
新しくEchoシリーズに加わったEcho Spotは、見て楽しめる、ディスプレイ付きスマートスピーカー。従来の機能に加え、動画ニュースやスクリーン上での天気予報の確認、スマートホームのコントロールなどが可能となる。7月末より順次出荷を予定している。
今回のEcho Spotの導入により、ANAスキルでは従来通り、Alexaとの会話に沿って運航状況を画面上で確認できるほか、指定区間を運航する便一覧から対象便をタッチパネルで選択できるようになる。例えば、「アレクサ、ANAで羽田発・伊丹行きを調べて」と話かければ、Alexaはタッチスクリーンに指定区間の便一覧を表示し、希望の便をタッチするか出発時間を話しかけることで便を選択できる。また、「アレクサ、ANAでトリビアを教えて」「アレクサ、ANAでサウンドを聴かせて」等という要望にも応えてくれる。
JALスキルにおいても、利用のためのガイドがディスプレイ上に表示されるため、次に何を言えばいいのか確認ができ、よりスムーズにサービスを利用できるようになる。さらに、当日の運航状況の一覧がディスプレイ上に表示され、全ての情報を視覚で把握することが可能になった。現役客室乗務員からトリビアクイズを出題するジャル子ちゃんスキルも、Echo Spotモデルでは進化し、ディスプレイ上に現役客室乗務員が登場することで、より楽しみながら利用できるようになる。