日本能率協会マネジメントセンター 時間(とき)デザイン研究所は6月26日、時間活用に関する意識調査の結果を発表した。調査時期は2017年11月、有効回答は18~69歳の有職者664人。

「時間への意識」で人生の充実感に違いは?

  • いま人生が充実していると思いますか

    いま人生が充実していると思いますか

同調査では、所属先の働き方改革により「以前より早く帰宅できている」「休日に仕事をする時間がなくなった」と回答した人を「時間への意識が高い人」と定義し、「時間への意識が低い人」との違いを調べた。

1日の中で「無駄な時間」を過ごしているという感覚が「ある」と答えた割合は、「時間への意識が高い人」は75.0%、「時間への意識が低い人」は70.9%と大きな差はつかなかった。

無駄な時間の内容については、「人の話を聞いている時/嫌いな人の相手をしている時」(全体10.5%)、「PCを弄っている時/インターネットをしている時」(同10.1%)などが多く、「主体的に時間と向き合っていない時間」を無駄な時間と捉える傾向がみられた。

過去の経験を活かして予定を立てることがあるかとの問いに対しては、「時間への意識が高い人」は66.9%が「ある」と回答。一方、「時間への意識が低い人」は51.3%にとどまった。

いま人生が「充実していると思う」と答えた割合をみると、「時間への意識が高い人」は71.2%、「時間への意識が低い人」は41.8%と、両者の間に30ポイント以上の差がつく結果となった。