Vorkers(ヴォーカーズ)は6月14日、「上場企業の時給ランキング2018」を発表した。
同ランキングは、有価証券報告書に記載されている平均年収データ(2016年度)、各社の月間標準労働時間(標準労働時間×20日として集計)、Vorkersに投稿された平均残業時間(月間)から時給を算出したもの。集計期間は2015年1月~2018年5月、調査対象は上場企業1,902社。
1位「GCA」、時給7,385円
時給ランキング1位はM&Aアドバイザリー会社の「GCA」で時給は7,385円。平均年収は2,140万円と唯一2,000万円を上回り、標準労働時間(日)は8時間、平均残業時間(月)は81.4時間だった。次いで2位「キーエンス」(7,083円)、3位「三菱商事」(6,252円)と続き、トップ2の時給は7,000円超え、トップ3は前年と同順位となった。
以下、4位「伊藤忠商事」(6,093円)、5位「三菱地所」(5,823円)、6位「住友商事」(5,689円)、7位「三井物産」(5,673円)、8位「丸紅」(5,413円)、9位「三井不動産」(5,293円)、10位「電通」(5,276円)と続いた。
トップ10に総合商社5社(三菱商事、伊藤忠商事、住友商事、三井物産、丸紅)がランクインしたほか、トップ30のうち13社が時給5,000円を上回った。またトップ30の平均時給は5,151円で、引き上げられた東京都の最低賃金958円の約5.4倍に上ることがわかった。