子育てを、ちょっと素敵にする工夫「アメリカでの出産の話」

オレゴン州に引っ越してきたのは、妊娠7ヵ月のとき。今回は、名前を聞いたこともないアメリカの片田舎で息子を出産するまでの3ヵ月間のお話です。

アメリカに引っ越して真っ先にしたのは、産む場所を探すこと。事前にインターネットでも調べましたが、産む場所はやっぱり実際に見て確認したかったので、自宅出産をしてくれる助産師さんに会ったり、産院を見学させてもらったりすることにしました。ところが産院を見学する予定の日の朝、「ごめんなさい、急な出産が入ってしまったので明日の午後に変更させて下さい」と電話が。その後まさかの出産ラッシュが続き、さらに数回の予定変更を経てようやく見学に行けた頃には「なかなか見学に来られない夫婦」としてスタッフさんの間で噂になっている程でした(笑)。

中に入ると、院内はアットホームで明るい雰囲気。出産に関しても自然分娩で産むことを大切にしていたり、水中出産の設備も整っていたりと私の持っていた出産のイメージにぴったり!私も夫もこの産院がとても気に入って、迷うことなくここで出産すると決めたのでした。

こうして始まった出産の準備、次はドクター探しです。アメリカでも色々な形があると思うのですが、私が選んだ産院にはドクターは在籍していません。ここで出産する人達は、各々かかりつけの産婦人科医がいて、出産は提携しているこの産院で行う、という形になります。私達も産院で何人か産婦人科医を紹介してもらい、連絡をとりました。