東武鉄道は28日、日光連山から湧き出る天然水をテーマに、栃木県ならではの「水」の食文化を体験する特別企画列車「フードスケープ・トレイン」を運行する。
「フードスケープ・トレイン」は同社の特急車両「スペーシア」を使用し、浅草~下今市間で1往復運行される。和食・イタリアン・中華のトップ料理人が旅のナビゲーターとして同行し、車内で天然水や栃木の食文化について車内放送によるトークショーを行うほか、現地では天然水由来の地域食材を生かした一品創作料理を提供する。
往復の列車内でも、栃木の天然水の恵みを生かした1日限りの特別弁当を提供。往路(昼食)は栃木市内の老舗3店舗「かな半」「赤城亭」「辰元」、復路(夕食)は日光市内の「日光鱒鮨本舗」がそれぞれ担当する。往路で停車する新大平下駅・新鹿沼駅・下今市駅では、地元観光協会などによるもてなしも。
下今市駅到着後は、日光二荒山神社での御神水汲み取り体験、日光三名瀑のひとつである裏見ノ滝までのウォーキング、ヤシオマスやニジマスが育つ清滝養鱒場の見学など、天然水にちなんだ体験ができる。栃木県出身のエクスペリエンス・デザイナー、渡邉賢一氏がツアーの総合プロデューサーを務める。
旅行代金は大人2万9,800円・こども2万6,800円。募集人数は100名。6月5日から東武トップツアーズWEB販売センターにて発売予定となっている。