フリーアナウンサーの久米宏が31日、都内ホテルで行われた「第55回ギャラクシー賞」贈賞式(主催:放送批評懇談会)で司会を担当。1月期に放送された石原さとみ主演のTBS系ドラマ『アンナチュラル』を全話リアルタイム視聴していたことを明かし、続編への期待を口にした。
大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)の野木亜紀子氏が脚本を手掛けた同作は、「不自然死究明研究所(UDIラボ)」という架空の民間機関を舞台に、法医解剖医の三澄ミコト(石原)らが“不自然な死(アンナチュラル・デス)”の怪しい死体に向かい、死因を究明していく法医学ミステリー。優れた番組・個人・団体を表彰するギャラクシー賞で、テレビ部門・優秀賞に選出された。
久米は、ステージに登壇した新井順子プロデューサーに「脚本の野木さんはあちこちで褒められまくってるんですけど、いい脚本でしたよね。リアルタイムで全部見たんですけど」と話しかけ、「特に1本目です、ものすごいよかった。制作費を3本分くらいかけたと僕は読んでるんですけど、1本目を見ちゃうと2本目を見ないわけにはいかなっていう展開なんですよ」と絶賛。「1本目に思い入れがあったんですか?」と尋ねた。
新井氏は「法医学ドラマは今までもいろいろあったので、それとどう違いをつけるかというところで、いろんな方に取材させていただいて作り上げました。犯人を捜すドラマではなく死因を探すことで未来に広がるような展開にしようと。いつも打ち合わせするとすぐ犯人探しになってしまうので、そこに気をつけながら試行錯誤しました」とドラマに込めた思いを説明。最後に久米氏が「続編、期待してますんで」と伝えると、笑っていた。
久米と共に、フリーアナウンサーの小宮悦子も司会を担当。テレビ朝日系『ニュースステーション』でメインキャスター、サブキャスターを務めていた2人の20年ぶりタッグが実現した。