俳優の滝藤賢一と女優の広瀬アリスが、7月19日スタートの読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『探偵が早すぎる』(毎週木曜23:59~)で、ダブル主演を務めることが30日、明らかになった。
このドラマは、井上真偽氏の同名小説が原作。事件を未然に解決する探偵・千曲川光(滝藤)が、父親の遺産5兆円を相続し、悪党たちから命を狙われる女子大生・十川一華(広瀬)を守る姿を描いていく。
千曲川は偏屈な性格で、コミュニケーション能力が著しく欠如しているというキャラクター。対する一華は勝ち気な性格で、いつも千曲川と反発し合っているという関係性となっており、1話完結形式で、緻密な犯罪計画の些細なミスに探偵が気づく鮮やかさと、悪党たちに鉄槌を下す爽快さが見どころだ。
滝藤は、主演と聞いて「平静を保とうとしましたが、ニヤけてしまい、ビローンと鼻の下が伸びました(笑)」といい、広瀬に対して「包み込むような女性らしさの中にジャンヌダルクのようなたくましさを内に秘めている方という印象ですが、固定観念にとらわれたくないので、広瀬さんとお会いできる日を楽しみにしております」と語る。
また、ドラマのタイトルにかけて、自分の中で人より早いものを聞かれると、「撮影が終わったら即効で家に帰ることです。現場から控室に戻るまでの間にもう半分くらい衣装を脱いでいますから(笑)」と言いながら、「現場が嫌いなわけじゃないですよ! 朝も早くて5時くらいには起きていますね。Time is moneyです」と強調した。
一方の広瀬は「台本を読んでケタケタ笑いました(笑)」と話し、滝藤については「年末の番組に結構面白く出ていらして、その印象が強いです(笑)。実際にお会いしたらどんな方なんだろうって全く想像つかないですね。テンポの良い掛け合いもあるので、いろいろお話をさせていただいて、うまくできたらなと思います。今から楽しみでもありますし、緊張もしています」と印象を話す。
そして、人のより早いものは、こちらも「唯一早いのは帰り支度くらい(笑)」だといい、「どの現場に行っても早いって言われるんです。それでも衣裳から私服に着替えてメイクを落として、お疲れさまでしたって帰っていくだけなんですけど、早いらしいです。早くワンちゃんに会いたいので直帰ですね。それ以外は全部遅いです。支度もいつもギリギリまでやっています」と性格を打ち明けた。
中山喬詞プロデューサーは、滝藤の起用について「偏屈だけど、どこか憎めない、それでいて恐ろしいほど聡明。そんな色んな顔を持ち合わせた千曲川を名バイプレイヤーである滝藤さんが演じると、どんな化学反応が生まれるのか…これほど楽しみなことはない!と思いました」と説明。広瀬については「明るい笑顔と凛とした佇まいで、かわいらしさも切なさも表現できる広瀬さんに一華を演じていただくことで、守ってあげたくなるような“愛くるしすぎる”女性になるはず!」と期待を示している。