Uberはこのほど、兵庫県淡路島においてタクシー会社・兵庫県淡路県民局との三者による実証実験の契約を締結した。同契約により、淡路島内で同社のスマートフォン向け配車アプリを利用して地元のタクシーを配車することが可能となる。

  • アプリでの配車イメージ

同実証実験は、2月に兵庫県や地元関係者が中心になって策定した「淡路島総合観光戦略」を推進する上で、淡路島内の交通環境のさらなる充実を図ることを目指した施策の一環として行うもの。

同社の配車アプリは現在、世界600以上の都市で約50の言語で利用されているという。同実証実験では、利用者が淡路島で自分の母国語で目的地を指定し、地元のタクシーを配車することができるようになるとのこと。

アプリをダウンロードし起動させると、現在地はGPSみより自動的に表示される。利用者は、アプリのマップ上で行先や降車位置を指定。乗車時に運転手との余計なやりとりは発生しないという。配車が確定したタクシーのドライバーや車輌番号、想定配車料金、到着予定時刻は事前に把握でき、支払いは、アプリを通じてクレジットカードで精算される。

アプリは自分の母国語で使用できるため、言葉に不慣れな海外からの旅行者や、土地勘のない来島者でも、島内をより簡単に移動することができるという。

実証実験期間は今夏~2019年3月31日。利用対象者は、観光客を含む来島者全般および、淡路地域住民を含むすべて。原則として淡路島内での乗降車を配車区域とする。