レバレジーズはこのほど、「セクハラ、パワハラに関するアンケート」の結果を明らかにした。同調査は4月26日~5月3日、元正社員、派遣社員、契約社員で18歳~30歳の男女281名を対象にインターネットで実施したもの。

  • パワハラやセクハラを受けて退職した場合、転職する際に面接官に伝えますか

    パワハラやセクハラを受けて退職した場合、転職する際に面接官に伝えますか

パワハラやセクハラを受けて退職した場合、転職する際に面接官に伝えるか尋ねたところ、フリーターでは男性の30.3%、女性の42.5%が「伝えない」、正社員では男性の46.7%、女性の56.4%が「伝えない」と答えた。男性よりも女性の方がわずかにパワハラやセクハラを受けたことを隠すという結果が明らかとなった。

パワハラやセクハラが原因で仕事を辞めたことがあるか聞くと、フリーター女性の37.2%、フリーター男性の36.8%が「ある」と答えた。正社員女性は22.2%、正社員男性は29.1%が「ある」と回答しており、フリーターの方が正社員よりもパワハラやセクハラを受けて退職した人が多いことがわかった。

  • パワハラやセクハラが原因で仕事を辞めたことがありますか

    パワハラやセクハラが原因で仕事を辞めたことがありますか

実際に受けたパワハラやセクハラの内容について聞くと、パワハラでは「学歴を馬鹿にされ、頭が悪いと差別された」「仕事を覚えるのが遅いと説教を通り越して、人間性を否定された」、セクハラでは「飲み会の帰りに無理やり抱きつかれた」「ことあるごとに『女のくせに』など、罵倒された」といった声が寄せられた。

パワハラやセクハラが起きたときの対処法を尋ねると、最も多い回答は「ボイスレコーダーで録音しておく」(24.6%)だった。次いで「いつ、どのような行為を受けている、とメモを取る」(21.4%)、「人事や本部に改善を求める」(19.4%)となっている。

  • パワハラやセクハラが起きたときの対処法

    パワハラやセクハラが起きたときの対処法

パワハラの度合いが高いと感じる行為をランキング形式で集計したところ、1位はフリーター男女、正社員男女ともに「人格を否定されたり、傷つけられたりすること」(19.0%)だった。2位は「肉体的な暴力を振られる」(14.5%)、3位は「お前なんかいつでもクビにできる、などと脅される」(13.9%)だった。

  • パワハラ度合いが高いと感じるものランキング

    パワハラ度合いが高いと感じるものランキング

セクハラの度合いが高いと感じる行為ランキングでは、フリーター女性の1位は「軽い気持ちで髪の毛や肩、背中等に触り、必要以上に接近して身体を密着させること」(17.1%)、フリーター男性の1位は「性的な内容のメールや手紙を送ったり、電話をかけたりすること」(16.0%)だった。

正社員女性の1位は「性的なからかいや冗談を言ったり、性的な噂を流したりすること」(18.5%)、正社員男性の1位は「マッサージと称して必要もないのに身体を触る」(16.7%)となっている。