試乗記[2018.05.17 UP]


プジョー 308 SW 試乗レポート

プジョー 308 SW


ディーゼル大国のスタンダードは、やはり優秀だった


 昨今、日本において急増するディーゼルモデル。これまで人気を牽引してきたのは主にドイツブランドであったが、ここにきてディーゼル大国フランスのプジョーも積極的な導入を開始している。

 ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーに輝いている現行308シリーズ。その出来のよさについてはもはや疑う余地はないが、「欧州で主流のディーゼルモデルに乗れる」ということで、フランス車好きのテンションは大いに上がっているはずだ。

 今回紹介するのはワゴンボディの「SW」。エンジン・オブ・ザ・イヤーを受賞した1.6Lガソリンターボのほか、2Lと1.6Lというふたつのディーゼルターボが設定されているが、試乗したのは1.6Lディーゼルターボを搭載する「アリュール BlueHDi」。待望のディーゼルモデルだが、実際にドライブして、期待が裏切られることはなかった。エンジンスタート時のアイドリングから静かで、ディーゼル臭もなく、快適性が高い。


プジョー 308 SW

 1.6Lディーゼルの最大トルクは30.6kg m。2Lディーゼルの40.8kg mと比べると目立たないが、いざ走り出してみると非常に力強い。1400kgという、2Lモデルよりも100kg以上軽いボディもあって、始動から爽快な加速を披露する。

 乗り心地に関しては、ハッチバックよりも110mm長いホイールベースのSWだからか、安定感のあるしっとりとしたフィーリングだ。足まわりは以前のフランス車のようにソフトというわけではなく、適度に締められている印象で、ドライバビリティも良好。シンプルでカジュアルなインテリアは、気負うことなく、日常のアシとして使えそうだ。また、広々とした室内と大容量のラゲッジルームが、さまざまなシーンで活躍してくれるはずだ。

 ドイツ勢とはテイストの異なるプジョーのディーゼル。その実力は侮れない。



文●グーワールド
写真●澤田和久、内藤敬仁
問い合わせ プジョーコール TEL:0120-840-240


Detail Check



プジョー 308 SW(コックピット)

コックピット


高いポジションにレイアウトされたメータークラスター「ヘッドアップインストルメントパネル」は、小径のステアリングホイール上から見るという個性的なスタイル。最初はやや違和感があるが、すぐに慣れる。


プジョー 308 SW(インテリア)

インテリア


ベースグレードの「アリュール」のシートはファブリックとなる。ホールド性に優れたスポーツシートで、クッションが柔らかすぎず長時間のドライブでも快適だ。


プジョー 308 SW(エンジン)

エンジン


全域で力感あふれる1.6Lの直4ディーゼルユニットは、21.0km/L(JC08モード)という優秀な燃費性能も大きな魅力だ。


プジョー 308 SW(ラゲッジルーム)

ラゲッジルーム


通常時でも610L、リヤシートをすべて折り畳んだ状態の最大容量は1660Lという大容量。形状もスクエアで使い勝手がいい。


プジョー 308 SW アリュール BlueHDi(6速AT)


全長×全幅×全高4600×1805×1475mm
ホイールベース2730mm
トレッド前/後1555/1555mm
車両重量1400kg
エンジン直4SOHCディーゼルターボ
総排気量1560cc
最高出力120ps/3500rpm
最大トルク30.6kg m/1750rpm
サスペンション前/後ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後Vディスク/ディスク
タイヤサイズ前後205/55 R16


全国メーカー希望小売価格(発売 2016年12月)

308 SW アリュール(6速AT)304万7000円
308 SW アリュール BlueHDi(6速AT)324万7000円
308 SW アリュール GT BlueHDi(6速AT)381万8000円


Body Color


※ほか1色。


 アルタンス・グレー
 ダーク・ブルー
 ペルラ・ネラ・ブラック
 アルティメット・レッド
 マグネティック・ブルー
 □パールホワイト
 □ビアンカ・ホワイト