俳優の沢村一樹が、7月スタートのフジテレビ系ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入調査』(毎週月曜21:00~)に主演することが17日、明らかになった。沢村は月9初主演となる。
『絶対零度』は、シーズン1(2010年4~6月、平均視聴率14.4%)でコールド・ケースと呼ばれる未解決事件を、シーズン2(2011年7~9月、13.1%)では潜入捜査をテーマに、上戸彩演じる新米女性刑事・桜木泉の活躍と成長を描いてきたが、シーズン3となる今作は、沢村演じる元公安のエリート刑事・井沢範人が主人公。"未来の犯罪を予測して捜査する"ということをテーマに、潜入捜査やアクション、予期せぬ展開を盛り込む。
桜木は、前シリーズから7年を経て、一流の捜査官に成長し、ある捜査中に突如失そう、消息をたってしまったが、前シリーズと同様、上戸が出演することも決定。物語全体の謎のカギを握る存在として登場する。
月9初主演だが、刑事ドラマ百戦錬磨の沢村は「刑事ドラマ作りは何よりもチームワーク。スタッフ、キャストが力を合わせて、楽しく、時には意見をぶつけ合えるような現場作りができたらなと思います」と力強くコメント。「脚本を読ませていただいて、『絶対零度』は成長し続ける作品なのだと実感しました。これまでのバトンをしっかり受け継ぎながら、"未然犯罪捜査チーム"、通称"ミハン"を新たな舞台に、2018年の今でしか作れない、そして今回のキャストならではの"変化"を、皆さんに楽しんでいただきたいです」と意気込みを語る。
一方の上戸は「前作から7年経った"桜木泉"がどう成長してきたか、空白の時間をお届けできたらと思います。"桜木泉"を生かし続けてくださる皆さまに感謝しています」と喜びを語り、「(テレビ東京ドラマ『李香蘭』以来)沢村さんとの11年振りのセッション、そして普段のおもしろい沢村さんが、ミステリアスな井沢範人をどう演じられるのか、そこに桜木がどう絡んでいくのか、私自身、楽しみにしています!」と期待を示した。
企画のフジテレビ・稲葉直人氏は、ひょうひょうとしてどこかつかめない人たらしの顔と、犯罪者を激しく憎むダークサイドな顔を持つ井沢というキャラクターを、沢村が演じることを想定して作ったと明かし、「実際に沢村さんにどう演じていただけるのか、考えただけでワクワクしてきます」とコメント。上戸に対しても、「先日久しぶりにお会いした上戸さんは以前よりもさらに素敵な大人の女性になられていて、成長した桜木泉をどう演じていただけるのか、こちらも今から楽しみでなりません」と話している。
視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。