VESPERは5月10日、飲食店の予約や無断キャンセルに関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2018年4月20日、調査対象は20~50代の飲食店予約をしたことがある人、有効回答は906人。

無断キャンセル時の予約手段、「電話」が6割弱

無断キャンセルをした際の予約手段を調べたところ、「電話予約」が59.4%、「グルメサイトのネット予約」が55.5%、「自社ネット予約」が31.2%と続き、「無断キャンセルが発生した後に個人を特定することが難しい予約手段」(VEAPER)が上位を占めた。他方、店舗を直接訪問して予約を取る「来店予約」は最も少なく18.0%だった。

無断キャンセル理由のトップ3は、1位「複数飲食店をとりあえず予約した」(39.8%)、2位「予約したことをうっかり忘れていた」(35.2%)、3位「人気店だからとりあえず予約を入れて確保した」(34.4%)。一方、「電話が繋がらなかった」(18.8%)、「キャンセルの仕方が分からなかった」(16.4%)など、"不可避"とも取れる理由もみられた。

  • 無断キャンセル理由

飲食店の予約をキャンセルした際に発生するキャンセル料を支払うことに対しては、過半数の53.9%が「妥当である」と回答し、この数値は新幹線予約に対するキャンセル料の支払い義務感(54.5%)と同水準だった。

消費者がキャンセルしやすいと感じている飲食店は、「居酒屋・チェーン店」(51.9%)がトップ。業態別では「焼肉」(26.0%)、「ビアガーデン」(25.5%)が上位に入ったほか、客単価は「5,000円以下」(37.9%)、「大きなお店(座席多)」(31.6%)がキャンセルへの抵抗感が少ないことがわかった。