12日にテレビ朝日で『松岡修造のテニス合宿20周年 SP ~錦織圭が目覚めた本気のコトバ集~』(10:30~)が放送され、元プロテニス選手でスポーツキャスターの松岡修造の"名言"を振り返る。
98年よりスタートした男子ジュニアテニス育成プロジェクト「修造チャレンジ」は今年で20周年を迎える。「修造チャレンジ」からは世界で戦うプロテニスプレイヤーの錦織圭や杉田祐一などが誕生した。
番組では20年の間に松岡が発した発言を振り返り、その言葉が生まれた背景や当時の少年がなにを学んだのかを紹介する。さらにスタジオでは松岡自身がVTRを見ながら真意を告白していく。
松岡は「今、振り返ると、もっと自分がかけるべき言葉があっただろうなと思います」といい、「選手それぞれが持っていた夢をほとんど実現させてあげられなかった。それはすごく申し訳ないと思っています」と後悔を明かす。しかし、「僕が関わったことによって、その後の人生において言葉や思いを受け継いでくれていたというのはうれしかったです」とも話す。
さらに松岡は、錦織について、「表現することがあまり得意ではなかった」と分析。その錦織が渡米する際に「修造さん、僕はアメリカに行って表現力をとにかく強くしてきます」と発言したことを明かし、「その言葉が、僕は一番残っています。彼が弱かった部分だし、それがなければ絶対世界では成功していない。それが僕が彼と出会ってからの3年間で一番伝えたかったことだったので、僕はホッとしたというのと、指導できて良かったと思いました」と語った。
また番組について「目標を見失っていたり、自分に自信が持てなかったり、そして自分は何をしたいんだ、と思っている人に見てもらえれば、自分に問いかけるきっかけになるかもしれないと思います」とPRしていた。