ラッパーのライムスター宇多丸がパーソナリティを務めるTBSラジオの新ワイド番組『アフター6ジャンクション』(毎週月曜~毎週金曜 18:00~21:00)が2日、初回の放送を迎えた。
同番組はTBSラジオで65年間続いた野球中継の歴史に幕を閉じたことで、新たにスタートしたワイド番組だ。長年の野球中継枠を引き継いだ責任の重さからか、宇多丸は「いったん落ち着こう!」という第一声から番組はスタート。さらには「いまなら引き返せるじゃん。まだ番組コールとかもしてないし」と話し、月曜パートナーの熊崎風斗アナから「引き返せません!」とツッコミを受けていた。
65年もの歴史を受け継いだことについて、宇多丸は「俺、歴史とか聞いてないもん。オファー受ける時に。だからちょっと騙されたっていう気分なのね」と明かし、さらには「65年の歴史をあんまり意識していなかったんです。すごい軽く受けちゃったんですよ。そしたらなんか、野球対宇多丸だなんて話をされちゃって」と、他局では野球中継の時間帯であるがゆえの悩みを告白。
「国民的スポーツ対個人。『300』っていう映画ご存知ですか? 何万人というペルシア軍の大軍とたった300人が戦った。あれだってまだ人間対人間だよ! なんだよ、宇多丸対野球ってよ? 無理だろ、そんなの!」と恨み節を漏らした。
ただそのうえで、「勝ったらすごい。一番分かりやすいところで言えば、それは端的に数字です。数字、金。ラジオで大事なのは数字と金ですよ。どっちかと言えば、金です」と続けていた。