MMD研究所は、マカフィーと共同で実施した「高校生、大学生、社会人20代・30代のSNS利用に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は3月1日〜5日、15歳〜39歳の男女4,575人を対象に、インターネットで実施した。
週に1回以上利用しているSNSを尋ねたところ、最も多かったのは「Twitter」(79.3%)で、2位は「Instagram」(44.0%)だった。属性別にみると、高校生と大学生は「Twitter」「Instagram」「LINEのタイムライン」で、社会人の20〜30代は「Twitter」「Instagram」に次いで「Facebook」がランクインした。
SNS、ブログ、掲示板を週に1回以上利用していると回答した人に、実名で利用しているサービスを尋ねたところ、利用率の多い4つのSNSのうち、「Twitter」は高校生の52.7%、大学生の44.5%が実名公開していると答えた。公開範囲を尋ねたところ、高校生の41.1%、大学生の35.2%、社会人20代の37.1%、社会人30代の57.7%が「すべての人」に設定していることがわかった。
SNS、ブログ、掲示板を週に1回以上利用していると回答した人にSNSの利用目的を聞くと、「Twitter」では「趣味に関する情報収集」が最も多かった。
SNSを利用していてよかったことを尋ねると、53.9%が「役に立つ情報を得られる」と回答した。次いで「すぐに友人・家族の状況がわかる」(38.4%)、「新しい趣味が広がった」「行きたい場所が増えた」(各36.1%)となっている。
SNS、ブログ、掲示板を週に1回以上利用し、一度でも投稿したことがあると答えた人に、投稿した内容を後悔したことがあるか聞くと、高校生の60.6%、大学生の62.8%が「ある」と回答した。後悔した投稿内容は「そのときの感情」(47.3%)が最も多くなっている。
投稿によって引き起こされた問題があるか聞くと、全体の約8割が「なったことはない」と回答した。しかし高校生の8.2%が「学校内で問題になった」、大学生の8.6%・社会人20代の8.9%・社会人30代の7.3%が「内容が友人・知人・家族間で問題になった」と答えている。
どのような内容が問題になったか尋ねると、「いるはずがない場所に行っていたことがばれた」(社会人20代)、「会社の業務を投稿した」(社会人20代)、「違法ダウンロードの自慢」(大学生)などだった。
問題になった投稿をする前の意識について聞くと、41.3%が「特に問題のある内容だとは思わなかった」と答えた。40.8%は「少し投稿するのに迷ったが、問題になると思わなかった」と答えている。「問題になると思ったが投稿した」は10.6%だった。