”ハスキーあるある”とは

――今回様々なキラーフレーズが出てきますが、平野さんのお気に入りのフレーズを教えてください。

やっぱり「幸せすぎてバカになりそう」ですね。それを女の子に言えるという鬼瀬くんのピュアさも愛くるしくて、かっこよくて素敵だなと思います。

――アイドルとして、甘い言葉を言う機会も多いですか?

僕、めっちゃ苦手なんですよ! コンサートや番組で「甘い告白」とか、全然できなくて、いつもおふざけに走っちゃうんです。今回はなりきっているので、言いやすかったですが、現実ではもう苦手ですね。逆に、鬼瀬くんを尊敬します。見習わなきゃなって思いますね、アイドルとして……鬼瀬くんはアイドルじゃないか(笑)。

――今回映画の中でも、平野さんのハスキーボイスが印象に残っているのですが、意識されたりはしたんですか?

ずっとハスキーな声なので、意識はしていませんでした。ハスキーで喉が弱いので、ナチュラルにしゃべる感じは、映像に向いているのかもしれません。舞台だと声を張るので、喉に良い紅茶や飴、吸引器も持ち歩いて、すごい荷物になります。今回も喧嘩の時は叫んでいたので、喉のケアをしながら演じていました。これ、”ハスキーあるある”ですね。

佐野岳くんは怖かった

――喧嘩シーンも多かったですが、特に佐野岳さんとのシーンは迫力がありすぎて……。

岳くん、怖かったですね。さわやかなイメージしかなかったので、この人誰!? と思っちゃうくらい(笑)。リハーサルの時から仕上がっていたので、すごいなと思いました。岳くんも名古屋出身なので、撮影の合間に話が盛り上がっちゃった時は、「さっきあんなに怖かったのに、すごく優しいじゃん!」と思いました(笑)。

――得意だという腕相撲で勝負されたりは。

負ける気はしないです! 僕も20年間負けたことないので。番組(フジテレビ系『TOKIOカケル』)で山口(達也)くんにも勝っているのでさすがに負けられないですし、もし負けたら山口くんにもらった腕時計を岳くんに渡さなければいけないのかな、という心配はあります(笑)。

――『honey』は恋愛や青春が詰まった作品ですが、自分が演じるにあたって先輩にアドバイスを求めたりはされましたか?

アドバイスは求めなかったです。初主演映画だったので、自分の力だけでどこまでできるのか、知りたかったというのもあり、あえてアドバイスは聞かないようにしていました。恋愛、友情の物語という面では、小さい頃からずっと好きだった山下(智久)くんの『プロポーズ大作戦』を、見返しました。

――作中でも『結婚を前提につき合ってください』というセリフがありますよね。平野さんも結婚願望はあるんですか?

結婚したいとい気持ちはあります。プロポーズを素直に言えるのかが、問題なんですが。フラッシュモブは、起こしたくないですね!(笑) 絶対女の子も困るじゃないですか。もしNoだったときの空気の悪さといったら。2人きりで伝えたいです。

――今、プロポーズの言葉を考えるならどんな言葉にしますか?

ストレートじゃなくて……「これからパパって呼んでくれません?」とか。

――そ、それはどんな意味でしょうか……?

イコール「結婚してください」という……ちょっとめんどくさいですね(笑)。鬼瀬くんみたいに、ストレートに言うかもしれないです!

■平野紫耀
1997年1月29日生まれ、愛知県出身。主な出演作品に映画『忍ジャニ参上! 未来への戦い』(14)、ドラマ 中学生日記『実況少女』(11年)、『SHARK』『SHARK~2nd Season~』(14)、舞台『ジャニーズ・フューチャー・ワールド from帝劇to博多』(16)、「JHONNY’S New Year IsLAND」(18)など。公開待機作に映画『ういらぶ。』(18年公開)。4月からドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS)に出演し、6人組グループ「King & Prince」として5月23日「シンデレラガール」でCDデビュー。