なかなか人には聞けないけれど、働き盛りの社会人たちは、月々稼いだお金のうち何割を、何のために貯金しているのだろうか。
そこで今回は、マイナビニュース会員のうち、会社員502名に、貯金額やその目的についてズバリ質問してみた。
Q.毎月貯金をしていますか?
している 69.7%
していない 30.3%
Q.(「している」と回答した人に)月給の何割程度貯金していますか?
1位 1割 22.6%
2位 1割未満 22.3%
3位 2割 18.0%
4位 3割 16.9%
5位 5割 6.3%
Q.何のために貯金をしていますか?
老後のため 60.3%
病気などで働けなくなった時のため 14.3%
家の購入資金 6.9%
将来のため 6.9%
結婚資金 4.3%
Q.その割合で貯金している理由を教えてください
1割
- 「あまりに金額の設定が多いと挫折してしまうと思うので、無理なく続けられるように、このくらいが丁度良いと思っている」(59歳女性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
- 「ちょっとずつでも継続してお金を貯めたいから」(54歳男性/官公庁/公共サービス関連)
- 「お金を貯めるクセづけとして」(38歳女性/その他メーカー/事務・企画・経営関連)
- 「特に考えず、残った分を貯金している」(39歳女性/ドラッグストア・調剤薬局/その他技術職)
- 「毎月固定の金額を引き落とし、定期積み立てにしている」(34歳男性/リース・レンタル/営業関連)
1割未満
- 「確実に出来る金額だから」(32歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
- 「生活優先」(56歳男性/その他/メカトロ関連技術職)
- 「ローンなどを返しているとあまり残らない」(40歳男性/官公庁/公共サービス関連)
- 「貯金しようと思うが、なかなかできない」(39歳男性/その他電気・電子関連/技能工・運輸・設備関連)
- 「ボーナス月にまとまった額を貯金するので、月々の額は少な目に設定している」(49歳男性/ビル管理・メンテナンス/技能工・運輸・設備関連)
2割
- 「なるべく節約して、結果として貯金に回すのは2割ぐらい」(50歳男性/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)
- 「2割が限界」(40歳男性/ソフトウェア・情報処理/営業関連)
- 「幾らという固定額はないけど、1年間の積み重ねた金額が年収の2~3割くらい」(40歳男性/教育/公共サービス関連)
- 「給料ではないが、小遣い制で2割は貯めている。趣味のロードバイク購入や子供へプレゼントする為」(41歳男性/専門店/技能工・運輸・設備関連)
- 「年間予定からの逆算」(33歳男性/教育/IT関連技術職)
3割
- 「これくらいならば無理なく出来ると考えてやっています。老後のたくわえは必要なので」(56歳男性/教育/専門サービス関連)
- 「毎月の支出を差し引いた残りで出来る最大の金額だから。余裕があればもっと貯蓄したい」(29歳女性/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連)
- 「貯められる精一杯の割合」(27歳女性/物流・倉庫/事務・企画・経営関連)
- 「毎月決まった額を貯金しているわけではないが、3割以上はキープしたいと考えているから」(33歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
- 「無駄使い防止のため」(36歳男性/官公庁/公共サービス関連)
5割
- 「食費等の毎月かかるお金以外は殆ど使わないから」(43歳男性/建設・土木/その他・専業主婦等)
- 「妻の給与は全部貯金」(51歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
- 「貯めるのが趣味」(29歳女性/その他/事務・企画・経営関連)
- 「資産運用」(49歳男性/サービス/メカトロ関連技術職)
総評
貯金について質問したところ「している」と回答した人が約7割、「していない」という人が3割だった。貯金額の割合については、月給の「1割」(22.6%)が最も多く、「1割未満」(22.3%)、「2割」(18.0%)が続いた。貯金の目的に関しては「老後のため」が60.3%と圧倒的に多かった。
1割未満〜2割と答えた人に「なぜその割合で貯金しているのか」という質問したところ、「無理のない範囲だから」「生活を考えるとこれが限界」という回答が多かった。"少額ながらも堅実に"と考える人が多いようだ。 一方、月給の5割を貯金しているという人は「妻の給与を全て貯金している」など、ダブルインカムで家計に余裕のある様子が伺えた。
貯め方としては「毎月残った額を貯金する」というタイプと、「先に決まった金額を貯金する」タイプに分かれた。毎月引き落としされる定額積み立てなどを利用している人や、年間の予算を立てて逆算した額を貯金するという計画派もいた。また月給からの貯金ではなく、ボーナス時にまとまった額を貯金しているという声もあった。
貯金額や方法、目的は家庭によってそれぞれだが、いざという時に「お金がない!」という最悪の事態に陥らないように、リスクに備えてお金は日々大事にしていきたいものだ。
調査時期: 2018年3月12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 会社員502名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません