江崎グリコは3月22日、仕事中の休憩時間に関する意識と実態調査の結果を発表した。調査期間は2018年2月14~16日、有効回答は全国のフルタイム就業者800人。

20代は「集中力を高めたいとき」に休憩

仕事の合間に休憩をとると答えたビジネスパーソンは全体の58.6%。休憩をとるタイミングは、「仕事が一段落したとき」が52.5%と最も多く、以下、「リフレッシュしたいとき」が49.0%、「集中力が切れたとき」が45.6%と続いた。

  • どんな気持ちのときに休憩をとるか

男性の休憩のとり方を世代別にみると、40代・50代は「仕事がひと段落したとき」(40代58.9%・50代61.4%)、30代は「リフレッシュしたいとき」(55.2%)が多かったのに対し、20代は「時間を決めて」(21.9%)、「集中力を高めたいとき」(21.9%)が高い傾向がみられた。

同社は「(20代では)従来からある疲れを癒やすための休憩ではなく、時間を決めてとったり、集中力を高めたいときにとる、次の仕事に向けての意欲が高い"戦略的休憩"をとる新しい意識が芽吹いているようだ」と分析している。

休憩をとる頻度を尋ねると、「2時間に1回」(36.7%)と「3時間に1回」(26.0%)が過半数を占めた。1回の休憩時間は平均11分31秒で、男性11分41秒、女性11分19秒。また20代は男女ともに同性の先輩よりも長く休憩をとる傾向がみられた。

休憩時間にすることを聞くと、20代では男女ともに「ネットサーフィンやSNSをチェック」(男性28.1%、女性30.2%)と答えた割合が他の世代より多かった。