「暑さ寒さも彼岸まで」。春のお彼岸が近づいてきました。お彼岸は先祖を敬う日本独特の風習です。お彼岸には先祖へ想いを馳せるのもいいですね。今回はお彼岸の由来と、あわせて知っておきたい先祖を祀る仏壇に関する風水について紹介します。

  • 昼と夜の長さがほぼ同じになるお彼岸は特別なもの

    昼と夜の長さがほぼ同じになるお彼岸は特別なもの

2018年春の彼岸はいつ?

春分と秋分の日は、太陽が真東から上り真西に沈みます。そのため、昼と夜の長さがほぼ同じになるお彼岸は特別とみなされ、墓参りに行き、先祖を敬う日とされてきました。ちなみにお彼岸という名称は、仏教では三途の川を挟みこの世側の岸を「此岸(しがん)」、あの世側の岸を「彼岸」というところからきています。

彼岸には、春と秋の彼岸があります。それぞれ春分の日と秋分の日を中日(ちゅうにち)として、前後3日間が彼岸となります。2018年春の彼岸は、3月18日にお彼岸入りし、3月21日が彼岸の中日、3月24日にお彼岸明けとなります。秋の彼岸の中日は、春分の日となります。

仏壇はどの向きに安置するのが正解?

風水には墓の相を観る陰宅と家相を観る陽宅とがありますが、もともとの始まりは、陰宅となります。古くから、先祖を大切にすると徳が積まれ幸せを引き寄せることができると考えられてきたので、先祖に居心地良くしてもらうために、お墓はとても重要とされてきました。

先祖を敬う春分の日にちなみ、自宅での先祖と重要な接点となる仏壇についても、吉相となるお祀りをしましょう。仏壇は、夕日が沈む西側を向く方向には配置しないようにします。これは、人間は東の方より生まれ西方に没するという極楽浄土の思想からきています。仏壇が南から東を向くように、北から西の壁に安置するのが吉相となりGoodです。

  • 仏壇は北から西の壁に安置するのが○

    仏壇は北から西の壁に安置するのが○

誰も入らないような寂しい部屋に置くのはNG

仏壇を置く部屋は、リビングなどの家族が集まり、いつも楽しくにぎやかな部屋が最適です。先祖が心地良く優しく見守ってくれることでしょう。トイレ・浴室・台所・洗面所など陰の気が溜まりやすいところに近い場所、寒々しく陰の気がこもる北、誰も普段は入らないような部屋などに置くのは凶相となります。また、窓がないような換気が行き届かない場所や直接日光が当たる場所もNGです。

お墓参りや仏壇へお参りできない人は、お墓の方角に向かって手を合わせて感謝するだけでも、場所や空間を飛び越えて想いが届きます。お彼岸については、「なぜお彼岸にお墓参りをするの? お供えのおはぎで運気が高まる!?」も、参考にしてみてください。

※画像はイメージ

著者プロフィール: 月香(つきか)

ハート占い1to1ハートスクール1to1主宰。
幼い頃よりさまざま体験を通じて、目には見えない何か不思議な力が存在していることに気づく。スピリチュアルカウンセラーとして、風水や四柱推命、霊視をしながら、たくさんの方々を鑑定。人は誰でも最良の選択をすることで、幸せを引きよせることができると実感する。
スクールでは、占い師、セラピスト、スピリチュアルカウンセラー、ヒーラーを養成。モータースポーツにも従事。レーシングチーム、Team Sky Lightに所属。