俳優の岡山天音が、フジテレビのスペシャルドラマ『平成物語』(23・30日24:55~25:55 ※関東ローカル)で民放ドラマ初主演を務めることが15日、明らかになった。メインキャスト・スタッフ全員が平成生まれという布陣で、平成という時代にフォーカスを当てる。
同作は、平成元年生まれの青年を主人公に、1989年から2018年までの約30年の月日を、若者たちが笑い、悩み、涙し、そして恋をしながら生きていく姿を活写する青春群像劇。岡山が演じるのは、主人公の平成(ヒラナリ)だ。
その幼なじみの結(ユイ)を演じるのは松本穂香、ヒラナリの恋人・ツムギを演じるのは片山友希。さらに、注目を集める演出家・劇作家の加藤拓也氏がテレビドラマ初脚本、松本花奈氏がテレビドラマ初監督。他にも、ドラマの劇伴を務める竹縄航太、キービジュアルを担当する吉川然し、カメラマン・照明の林大智氏、美術の中岡莉沙氏、企画・プロデュースの橋爪駿輝と、周りも平成生まれが固める。
岡山は「初めて脚本を読んだ時、加藤拓也さんの書く台詞の生々しさにハッとさせられました。まるで僕らの人生みたいなヒリヒリしたドラマになっていると思います。今の自分を重ねて目を覆いたくなっても、明日を生きる希望を見出してほしいです」とコメント。 松本穂香は「平成生まれだけでなく、色んな世代の方に響く作品になっていると思います」、片山は「なかなかこういうチームで作品を作ることはないと思います。これが平成パワー!ぜひ見てください!!」と呼びかけている。
企画・プロデュースの橋爪氏は「どの年の平成にも各々思い出があります。こと平成生まれにとっては、平成=人生そのものだな。だとすれば、そんな平成を生きた誰かの人生を描くことは、平成という時代そのものを描くことにつながるのではないかという、素朴な思いつきから企画しました」と狙いを説明。「平成の次の時代を中心となって紡いでいくであろう方々に集まっていただけたことに、心から感謝しております」と話している。