俳優の吉田鋼太郎が主演を務めるドラマ『東京センチメンタルSP~御茶ノ水の恋~』が放送されることが5日、わかった。30日24時12分より放送される。

  • 左から吉田鋼太郎、吉瀬美智子、青柳翔

    左から吉田鋼太郎、吉瀬美智子、青柳翔

同作は、吉田鋼太郎演じる久留里卓三が主人公。東京・言問橋にある老舗和菓子屋「くるりや」を舞台に、離婚歴3回・55歳の卓三が毎回マドンナ役の女性に恋心を抱き、酒や料理を前に語り合う内容となっている。

くるりやの看板娘・須藤あかね役の高畑充希、「くるりや」の向いで理容室を営む卓三の昔馴染み・柴田幸吉役の片桐仁も出演。またマドンナとして料理教室の美人講師・秋本楓役に吉瀬美智子、家業の花屋を営み楓に想いを寄せる増田慎之介役に劇団EXILEの青柳翔が決定した。

吉田は「また出来るんだと思って意外でした。もう終ったのかと思ってたので(笑)。大変嬉しかったです」と喜ぶ。数年ぶりの共演となる吉瀬については「美しさに落ち着きが加わって、しっとりとした、料理教室の先生の貫禄のようなものが更に加味されて、役柄に本当にぴったりでしたね」と印象を表した。

また、恋のライバルとなる青柳については「ライバルもなにも、何故明らかに一目見ただけで、敗けが確定するキャスティングをするのか、と思いましたね。もう少し俺寄りにしてくれよ、と」と苦笑。「真面目な話、お芝居を一緒にしていて、とても上手で楽しいですね。役柄をきちんとご自分のものになさって、役柄になりきっていらして、本当に絡んでいて楽しかったです」と撮影を振り返った。

ゲストマドンナの吉瀬は「旧シリーズの作品が、すごく素敵だなと思っていて、大変嬉しかったです」とオファー時の気持ちを表す。「普通のドラマと違う、映画みたいな雰囲気のある絵作りが好みでした。今回ゲストとして、すでに確立されたドラマの世界に入りこんで行くのも、とても楽しそうで、心から演じたい、と思いました」と撮影への思いを明かした。

また高畑は「4回目、凄いな、嬉しいな、と思いました。毎回、鋼太郎さんも美人と恋できてうらやましい(笑)」と語る。片桐は「毎年お正月にあったので、もうないのか、と思っていたので、良かったです。好きなんです、吉田鋼太郎版寅さん」と東京センチメンタル愛を見せた。

青柳翔コメント

■東京センチメンタルSPのオファーを受けての感想

吉田さんの演技を拝見していて、前からかっこ良いなと思っていたので、共演できると思ってなかったですし、ご一緒することが出来て、素直に嬉しかったです。実際に間近でアドリブとか、演技のバリエーションをどんどん出されるのを見ていて本当に面白くて、大変勉強になりました。

■恋敵を演じてみての感想

演じる役柄が、少し特殊で、傍から見るとストーカーとも受け取られかねない危ういところがあり、逆にシチュエーション的には実際にあるんだろうな、と思えてリアルに感じました。やきもちを焼いたり、葛藤から感情を爆発させたりするところは、演じがいがありました。居酒屋のシーンで、緊張感のある、ちょっと殺伐とした男たちの雰囲気も、自分的には見どころかと思います。

年上の女性は魅力的です。今回、役柄もかなり子供っぽくて、自分と重なるところがあったので、優しく包んでくれるところは素敵だと思いました。年上の方を好きになる役柄、多いほうかもしれないです。もちろん、年下に一途に想われるというのも、嬉しいです。

(職業としての)お花屋さんは照れ臭いですね。花を持っていく、っていうのもかなり恥ずかしいです(笑)。 誕生日とかではあっても、(花束を)欲しいって女性に望まれたとしても……(照れる)。