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ラジオ番組でタイキックに「タレントとして本当にありがたかったなぁと思っています」とコメントしたベッキー

『笑ってはいけない』では、タレントのベッキーが、ココリコの田中直樹に、恒例の"タイキック"を尻に食らわすための仕掛け人として登場したが、番組に逆ドッキリを仕掛けられ、自身の不倫騒動にかけて「ベッキー禊(みそぎ)のタイキック」として、女性選手から"タイキック"をお見舞いされてしまった。このシーンに対しても、「いじめを助長する」「体罰だ」などの批判が一部から上がったが、これについて、ハフポストではキャンペーン的に取り上げていない。

その理由を尋ねると、「私たちも揚げ足とってやっているわけじゃなくて、毎回みんなで話し合って悩みながら取材しているのですが、ベッキーさんの場合はあれでお笑い的には"おいしい"部分もあって、なんとなく近寄り難かったのが、バラエティで扱いやすくなったという面があると思うんです。『なんでベッキーの記事をもっとやらないんだ』とも言われましたが、内輪の中で本人も納得しているので、ちょっと性質が違うかなと思いました。もちろん、『弱いものいじめ』的に見えるバラエティの特質は問題提起しています」と説明してくれた。

海外ではAKB48の衣装に批判も

"ガキ使批判の急先鋒"と見られがちだが、実は日本のお笑いに理解があるがゆえ、苦悩を抱えながら記事を配信していたハフポスト日本版の編集部。今回の"黒塗り"が、あくまで『ビバリーヒルズ・コップ』のパロディであり、差別的意識は全くないと、誤解を解くための発信もしたいそうだが、「やはり文化が違うので、説明の仕方がすごく難しいんです」という。

似たような話で、海外から見ると、実はAKB48も批判を浴びることがあるそうで、「若い女性が下着っぽい姿で出てきたりしていますが、それも海外では批判してる人がいるんです。日本と欧米で、セクシーさやかわいさという感覚が違うんですね」と事例を紹介。

「他にも、日本人だとお父さんが小さな娘を銭湯に連れて行ったら、男湯に一緒に入る場合もありますが、『性的な面』から不適切ではないか、という指摘があります。たくさんのバックグラウンドをもつ人と一緒に社会を築いていく時代なので、ダメなところは日本が変えていかなければいけないと思います。また、海外からの批判がアメリカ特有の考えなのか、他の国も含めた真にグローバルなものなのかを見極める必要もありますし、グローバル時代に求められる多様な性や、さまざまな考えに配慮しつつ、日本の文化がどう独自性を保てるのか、というのは、うまく説明したいなとは思っています」と、意欲を示した。