スギ花粉やヒノキ花粉が飛び始めるころになると、目のかゆみや鼻水など花粉症の諸症状に悩まされる人は多い。そんな花粉症の症状を抑えるため、医療費やマスクなどの対策アイテム購入代がかかってしまうのは、いたしかたないことだ。
ただ、症状の程度には個人差があるため、花粉対策に充てる金額も各々で異なってくる。実際、花粉症の患者は花粉対策のためにどれくらいの費用をかけているのだろうか。
そこで今回、花粉症を患うマイナビニュース会員376名を対象としたアンケート調査を実施。2018年の花粉シーズンにどれくらいのお金をかける予定かを尋ねたので、具体的に何に使う予定なのかを紹介しよう。
Q. 2018年の花粉シーズンには、対策費用としてどれだけのお金をかける予定なのか教えてください
1位: 1,000円以上2,000円未満(23.4%)
2位: 2,000円以上3,000円未満(18.1%)
3位: 1,000円未満(16.8%)
4位: 4,000円以上5,000円未満(12.8%)
5位: 3,000円以上4,000円未満(8.2%)
■1,000円以上2,000円未満
・「大容量の使い捨てマスクを買い、毎日換える」(30歳女性/金融総合グループ/事務・企画・経営関連)
・「使い捨てマスク代やお茶、サプリメントの代金」(44歳女性/信託銀行/その他)
・「目薬。もしくは、意を決して病院の目薬」(58歳男性/放送・新聞/クリエイティブ関連)
・「使い捨てのマスク、うがい薬を用意する費用のみですみそう」(60歳以上男性/その他/その他)
・「毎日使用のためのマスク代。柔軟剤をよりいいものにするお金」(29歳女性/その他/その他)
■2,000円以上3,000円未満
・「甜茶、ヨーグルトを購入」(49歳男性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
・「鼻までガードできるマスクや効果のありそうな市販薬などの購入を予定しています」(41歳男性/その他/その他)
・「市販の薬(内服薬、点鼻薬)3カ月分とマスク」(42歳女性/教育/専門サービス関連)
・「具体的な物はまだ決まっていない。花粉対策のコーナーを見て決める予定」(36歳女性/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連)
■1,000円未満
・「症状はまだ軽いほうなので、せいぜいマスクを購入するくらい」(33歳男性/コンピューター機器/事務・企画・経営関連)
・「マスクや質のいいティッシュを買いたいです」(56歳女性/その他/その他)
・「医者に診察してもらい、内服薬を服用」(40歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「市販の目薬を買います」(39歳男性/紙・パルプ/事務・企画・経営関連)
■4,000円以上5,000円未満
・「医者処方の1シーズン分の内服薬と市販の目薬を購入」(50歳男性/建設コンサルタント/営業関連)
・「シーズン中に市販薬と普通のプリーツマスクを必要な分買うと、毎年これくらいだから」(49歳男性/その他/その他)
・「空気清浄機を1台新たに購入する」(36歳女性/半導体・電子・電気機器/メカトロ関連技術職)
■3,000円以上4,000円未満
・「ティッシュを安いときに買い込んでおく」(24歳男性/その他/その他)
・「空気清浄機を購入する予定」(42歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
■総評
最も票を集めたのは「1,000円以上2,000円未満」で、2割超の人が支持していた。購入するアイテムとしては、使い捨てマスクを想定している人が多かった。軽症の人は、目薬などの購入費用としてこれくらいの金額を考えているようだった。
2位は「2,000円以上3,000円未満」。こちらもマスクを購入アイテムとして挙げる人が目立ったが、鼻までガードできるタイプなど、少々こだわったものを買いたいとコメントされていた。また、医療機関に受診したときにこのくらいの金額だったという意見も見られた。3位は「1,000円以下」。こちらも症状が軽いため、マスクを購入するくらいだという回答が大半だった。
上位3位までの合計で過半数を占め、多くの人は3,000円未満で花粉シーズンを乗り切ろうとしていることがうかがえた。一方で「1万円以上」と回答した人の合計は8.2%と1割ほどみられた。具体的な使い道として、空気清浄機やイオン発生器などの家電、花粉対策ゴーグルの購入などのアイテムを買いたいと考えている人がいた。
花粉対策費用は可能な限り抑えたいというのが、やはり花粉症患者の本音のようだ。自分の生活スタイルや症状に合わせて、コスト面も考えてみてほしい。
※写真と本文は関係ありません
調査時期: 2018年1月26日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 367名(男性253名 女性114名)
調査方法: インターネットログイン式アンケート