17日、都内で行われた映画『マンハント』(公開中)の公開記念舞台挨拶に福山雅治、桜庭ななみ、池内博之が登場。本作のために車の免許を取得したという桜庭が「(運転シーンを)カットされちゃった」と切ない想いを告白し、福山や会場を驚かせた。
本作は、西村寿行の小説を高倉健主演で映画化した『君よ憤怒の河を渉れ』を、ジョン・ウー監督が再映画化したサスペンス・アクション。何者かにハメられた弁護士と、彼を追いながらも無実を確信した刑事が事件の真相に迫っていく姿を描く。
壮絶なアクションシーンが話題となっており、福山は水上バイクのチェイスシーンのために免許を取得。ガンアクションに向けては「自分でも持ち慣れていない感じがあったので、撮影に入る前から銃を借りて、ずっと持ち歩いていた。家でも触ったりしていた」とクランクイン前から撮影用の銃を携帯して過ごしていたという。
福山によるとウー監督の現場は「とにかくスケールが大きい」そうで、監督のひらめきによってシーンやセリフが変化していくことも多いとのこと。福山は「ものづくりの現場として純粋だと思う。僕はそういうのが結構、好きで。いつも新鮮な気持ちで現場にいられる」とコメント。「桜庭さんは2回、クランクアップしていますもんね」と予測不可能な現場について、桜庭に話を振った。
桜庭は思い出し笑いをしながら、「大きな花束をいただいて『終わった、ありがとうございました!』と東京に帰ったんです。でも1カ月くらい経ってから『もう一回、岡山に来てください』と言われて。2回もクランクアップしました」と述懐。
さらに桜庭は「今回、車の運転をするシーンがあったので、免許を取りに行かなければいけなくて。でもカットされちゃって…」と本作のために免許を取得したにも関わらず、バッサリとカットされてしまったことを激白。福山が「この作品のために!? 車の免許を!?」と驚くと、桜庭は「私、ブレーキを踏むと車が止まると思っていたんです。(撮影のときも)ブレーキだけ踏んで、車から出て行っちゃったんです」と天然な一面を見せて会場の笑いを誘っていた。